サンスター、突発的な消臭除菌対応用スプレーを発売

　サンスターは3月31日、病院・介護施設・在宅療養における衛生処置の際の速やかな消臭や、室内の手すり、家具まわりの除菌・ウイルス除去用途のスプレー「QAIS –clear–（クワイスクリア）」（500mL・1600円）を、全国の病院・介護施設向けに代理店経由で販売を開始するとともに、ECサイトでも発売した。

　同社は、臭いの原因物質や菌、ウイルスを光触媒反応で水や二酸化炭素などに分解する高性能脱臭・除菌システム「QAIS –air– 01（クワイスエアーゼロワン）」を、主に病院や介護施設向けに2019年9月に発売した。

　「QAIS –air– 01」は、病室や介護室内で常時稼働させ、室内に浮遊する臭気物質や菌・ウイルスを吸気ファンで機器内に取り込んで脱臭・除菌・不活性化する製品であるのに対し、今回発売する消臭除菌スプレー「QAIS –clear–（クワイスクリア）」は、「QAIS」シリーズ第2弾として、病室・介護室、トイレ、洗面などで衛生処置（嘔吐物、排せつ物など）、突発的な菌・ウイルス・臭いに対する速やかな除菌・ウイルス除去、消臭や、ドアノブ、手すり、机、床など気になる箇所の菌・ウイルスの除去を行う用途として製品化した。

　主成分である弱酸性の次亜塩素酸水溶液により、優れた消臭・菌、ウイルスへの除去効果を発揮するという。

　医療・介護現場における衛生処置では、次亜塩素酸ナトリウム原液を、使用時に水で希釈してタオルなどに浸み込ませてふき取るのが一般的だが、菌、ウイルス除去効果は高いものの手間がかかる。

　これに対して、今回の製品に採用した弱酸性の次亜塩素酸水溶液は、希釈の必要がなく、医療・介護現場の突発的な処置にも素早く対応でき、優れた消臭・菌、ウイルス除去効果を持つことが特徴だ。

　病室や介護室内で常時稼働させ、室内に浮遊する臭気物質や菌・ウイルスを吸気ファンで機器内に取り込んで脱臭・除菌・不活性化する「QAIS –air– 01」と、今回発売する消臭・除菌スプレー「QAIS –clear–（クワイスクリア）」を組み合わせることで、医療・介護現場でのニーズによりきめ細かく対応していく。