ツバキスタイル、環境対策樹脂を使うことは「SDGsの実践」そのもの

週刊粧業 2020年4月13日号 38ページ

ツバキスタイル、環境対策樹脂を使うことは「SDGsの実践」そのもの
 ツバキスタイルは、環境にやさしい素材を使用した容器を通じて環境配慮に取り組んでいる。

 藤村太郎代表取締役に話を伺った。

 ――環境配慮に向け、容器メーカーとしての取り組みをお聞かせください。

 藤村 世界中の企業が、共通の目標として掲げる「サステナブルな社会」の実現に向け、化粧品・トイレタリー容器に関わる企業としてできることはなにか。

 近年、海洋プラスチックごみが世界的な社会問題となり、従来の石油由来の樹脂が問題視されている。

 こうした中、当社では業界初となる飲料用ボトル100%リサイクル樹脂を使った容器づくりや、環境対応型の樹脂素材だけを取り扱う拠点をタイ国に設立するなど、地球環境に配慮した様々な取り組みを進めている。

 また、容器メーカーで初となる「再生PET」容器製造のUL認証(米国認証機関が策定する製品安全規格)を国内すべての自社工場で取得しており、これらの自社工場で製造された全ての容器には、UL管理下において製造された証となる「ULリサイクルPETマーク」を載せることができる。

 国内機関の調査では、石油由来の樹脂に比べ、「バイオマスPE」は約70%のCO2を削減でき、「再生PET」も約63%のCO2を削減できることが明らかになっている(国内で生産・消費し、同じ場所で焼却した場合の樹脂1㎏あたりのCO2量)。

 自然環境を破壊し続ける「石油樹脂」を使用した容器と、見た目や強度、性質まで全く変わらない「環境対策樹脂」を使用した新しい容器。SDGsへの取り組みが求められる今、環境にやさしい選択をすることは企業にとって「SDGsの実践」そのものであり、未来の世代へ美しい地球を残していくための最良の道といえるのではないだろうか。

 現在、当社だけでなく、容器ディーラー各社様にも協力をお願いしている。
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