ホシケミカルズ、環境GS認定工場を起点に環境配慮のモノづくり推進

週刊粧業 2020年4月13日号 22ページ

ホシケミカルズ、環境GS認定工場を起点に環境配慮のモノづくり推進
 化粧品・医薬部外品の提案型OEM/ODMを主軸に原料販売や容器製造なども手がけるホシケミカルズでは、自社(群馬)工場とOEM・ODM製品の2つの側面から環境配慮の視点に立ったモノづくりを進めている。

 群馬工場では、2012年に温室効果ガス排出削減の実現に向けた群馬県独自の環境マネジメントシステム「環境GS(ぐんまスタンダード)」の認定を受けた。以来、社内のLED化やペーパーレス化、遮熱シートの設置などを推進し、生産時における電力消費量の抑制に努めてきた。

 OEM・ODM製品では、「プラスチック削減×節水×時短」を実現する環境にやさしいサステナブルを訴求したヘアケア・スキンケアの提案を強化している。

 ヘアケアでは、植物由来のアミノ酸系成分を高濃度で配合し、頭皮と毛髪にうるおいを与える「アミノ酸リッチシャンプー」と、ノンシリコン処方ながらもシリコーンに匹敵する櫛通りを実現した「ボタニカルヘアオイル」によるインバス・アウトバスのシンプルな2ステップケアを提唱している。

 「従来のお手入れと比べてコンディショナーやトリートメントの洗い流しが不要になるため、1度の洗髪で約12リットルの節水(従来の約25%削減)が可能になる。また、シャンプーのみでインバスケアが完了することから、トリートメント1アイテム分のプラスチック容器が削減され、時短にもつながる」(企画開発室広報 平地祥子氏)

 スキンケアでは、クレンジング・洗顔・ピーリングの機能を兼ね備え、プラスチック削減と節水、時短につながる「3wayウォッシュ」(写真)を提案している。

 同品は泡立て不要のポンプフォーマー容器を採用し、通常の洗顔のように泡で洗うだけで毛穴に詰まったメークをしっかり落とす。また、肌に刺激が少なくソフトにピーリングができるため、毎日の使用が可能だという。

 「サステナブルを訴求した2品は、スタートアップのお客様でも費用負担が少なく導入しやすいため、環境配慮のファーストアイテムを検討している企業に提案を強化していきたい」(平地氏)
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