TT総研、10代女性への新型コロナウイルスの影響を調査

2020年4月22日 14時45分

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 ティーン世代のトレンドやインサイトを分析するマーケティング研究機関「TT総研 -Teens Trend総研-」(ティーティー ソウケン)は4月6日、15~19歳の女性315名を対象に「10代女性への新型コロナウイルスの影響」に関する調査を行った。

 はじめに、直近1か月で〈増えた〉時間について尋ねたところ、約8割(78.4%)が「SNS」と回答。休校や外出自粛の影響もあり、在宅中の暇つぶしやコロナ関連の情報収集を目的に、SNSの利用時間増加している人が多かった。次いで、「ゲーム」(58.1%)、「テレビ」(55.2%)、「ゲームアプリ」(46.0%)の順となり、ゲーム機からゲームアプリへ、テレビからネット視聴へとシフトしてきた昨今のトレンドに変化が見られる結果となった。

 一方、直近1か月で〈減った〉時間について尋ねたところ、約5割(49.5%)が「勉強」と答えたほか、「散歩・ランニング」(26.0%)、「筋トレ・ストレッチ」(17.5%)、「友達との連絡」(16.2%)といった回答が上位に挙がった。多くの学校が休校となる中、各家庭での「テレスタディ」環境が追い付いていない現状が伺えた。

 直近1か月で変化した〈SNSの使い方〉について尋ねたところ、約8割が「YouTubeを今まで以上に見るようになった」(79.7%)と回答した。また、ほかのSNSについても「今まで以上に見るようになった」というユーザーは多く、Twitterが66.3%、Instagramが62.9%、TikTokが30.5%となった。各SNSの閲覧が増加する一方で、外出自粛の影響で投稿のネタが少ないせいか、SNSの投稿頻度に関しては、極端な増加傾向は見られなかった。

 さらに、SNSの新しい使い方について具体的に尋ねたところ、InstagramとTwitterに関する回答が目立ち、Instagramでは「ビデオチャットを初めて使った」「芸能人のインスタライブを初めて閲覧した」「料理を初めて投稿した」、Twitterでは「ニュースを見るために初めて使った」「大学の友人を作るために検索した」などが挙がった。

 次に、直近1か月で〈購入したもの〉について尋ねたところ、40.0%が「化粧品」、30.5%が「衣服」と回答。コロナの影響下でも、10代女性の購入したものは身だしなみアイテムが上位を占める結果となった。次いで書籍関連の購入品が目立ち、「マンガ」が21.9%、「小説」が17.1%、「勉強法本」が9.5%となっている。前出の直近1か月で〈増えた〉時間の質問においても、21.3%が「読書」と回答しており、10代の活字離れに歯止めをかけるきっかけとなっている。

 続いて、直近1か月で〈初めて利用したオンラインサービス〉の有無について尋ねたところ、半数以上(51.7%)がなにかしらのオンラインサービスを初めて利用していた。内訳としては、「ABEMA」(11.4%)、「メルカリ」(9.5%)、「Amazon」(8.3%)、「Amazonプライム・ビデオ」(7.9%)、「Spotify」(6.0%)、「Hulu」(4.8%)、「Netflix」(4.1%)、「Apple Music」(3.5%)といった有料の動画配信サービスや音楽配信サービスの初めての利用が目立った。

 一方、インターネット予備校の「スタディサプリ」は1.6%、映像授業の「トライイット」は0%と、オンライン学習サービスを初めて利用したという回答は僅かという結果となった。

 現時点で〈将来なりたい職業〉について尋ねたところ、1位「医師・看護師」(12.1%)、2位「公務員」(10.5%)、3位「会社員」(10.2%)という結果になった。また、直近1か月でなりたい職業に〈変化〉はあったか具体的に尋ねたところ、「医療・保育・国際協力の仕事をしたいと思うようになった」というような社会貢献意識や、「安定を求めるようになった/色々な仕事の現状について調べるようになった」といった安定・現実思考が伺える一方、「YouTuber/K-POPアイドルになりたいと思うようになった」といったオンラインのエンターテイメントに対する憧れも見受けられた。

 直近1か月での〈考え⽅の変化〉について尋ねたところ、「お金を大切に使いたい」が50.5%、「社会問題に関心を持った」が49.8%、「十分な運動を心がけたい」が45.4%となった。

 新型コロナウイルスの10代女性への影響は、SNS利用や購買行動・オンラインサービスの利用における変化にとどまらず、将来観や意識面にまで及んでいることが今回の調査を通じて浮き彫りとなった。

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