アルビオン、長年使い続けたくなる化粧品の開発を推進

週刊粧業 2020年4月13日号 5ページ

アルビオン、長年使い続けたくなる化粧品の開発を推進
 アルビオンは2019年9月、化粧水のような使用感と美容液の効果を併せ持つ、新感覚の濃密化粧液「フローラドリップ」を発売した。

 自社農園で栽培した5種の厳選植物を純白麹「しらかみ」で発酵させたエキスを配合した「フローラドリップ」は、肌質や肌年代問わず多彩な効果を発揮するほか、独自のテクスチャーや香りで五感に訴えかける使用感が付与されている。

 開発背景や特長について、商品開発部専門次長の丸島陽子氏に話を伺った。

 ――開発経緯について教えてください。

 丸島 当社には「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル(スキコン)」というロングセラー商品があるが、次の柱となるような新たな商品の開発が欠かせないと考えた。

 特に、環境や年齢に応じて肌質が変化していく中でも、お客様が長年使い続けたくなるような商品の実現を目指した。

 こうした背景から、今まで配合している美容成分とは一味違う肌効果を発揮できる「究極のターゲットフリーを実現した化粧品」として新感触の濃密化粧液「フローラドリップ」を開発した。

 「フローラドリップ」は、当社の白神研究所で開発された独自の発酵液「ミュラ」をふんだんに含む点を特長としている。

 「ミュラ」は、自然の成り行きに任せた発酵ではなく、あらかじめ得たい肌効果を緻密にデザインすることで、肌質を問わず万能な効果を発揮する新しい概念の発酵液といえる。

 「ミュラ」の開発にあたり、これ以上ないフィトケミカルの種類と量を組み合わせるべく白神研究所で有機栽培している多品種の植物から5種のハーブを厳選した。一例として、高い抗酸化効果を有するアントシアニンをもつヤグルマギクなど、多様な特長を持つ植物を選定している。

 こうした植物を純白麹「しらかみ」を用い発酵させることで、フラボノイド類やアミノ酸類、各種ビタミン・ミネラル類をはじめ膨大な数の有用成分の濃縮に成功した。

 厳重な管理のもと、「計画的な発酵」で寸分違わぬエキスをつくっている点も注力点といえる。

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