セブン&アイHD、デジタル・金融をベースに顧客との接点拡大へ

粧業日報 2020年5月14日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 2020年2月期はコンビニの寄与で増益を維持
  • セブン-イレブン、キャッシュレス比率が44%に
  • イトーヨーカ堂、6期ぶりに最終黒字、グループの食品MDを統合
セブン&アイHD、デジタル・金融をベースに顧客との接点拡大へ
 セブン&アイ・ホールディングス(井阪隆一社長)はクレジットカード事業の強化やネットのIDを核にしたグループ間送客によるデジタル・金融戦略をベースに顧客との接点拡大に取り組む。

 日米コンビニを成長の柱としながら、SM、GMSを含めた食品のバリューチェーン構築、大型SCのブラッシュアップに取り組む。構造改革を進めるGMSは食品強化とテナント化の成果を確認している。

 百貨店もSC化した西武所沢で客数増が図られており、「テナント揃え、地域対応で、これ以上の店舗閉鎖は必要はない」(井阪社長)という。

 デジタル・金融戦略は万全なセキュリティ基盤のもとに、グループのネットショッピングのIDの連携を拡大することなどで、クーポン配信などカスタマーリレーションマーケティングを深耕する。

 コロナウイルスの影響でイトーヨーカ堂のネットスーパー、オムニ7の書籍・ゲーム、e.デパート(そごう・西武)のコスメの需要が急増している中、ロッカーの設置や、置き配の拡大など、サービスの拡充に取り組む。金融事業はATMでスマホ決済チャージや顔認証など新サービスで価値を高めるほか、クレジットカードのタッチ式決済で利便性の向上を図る。

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