資生堂2020年第1四半期、減収減益

粧業日報 2020年5月28日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 全てのリージョンが新型コロナ感染拡大の影響で減収に
  • 通期業績予想は第2四半期決算発表時に改めて公表
資生堂2020年第1四半期、減収減益
 資生堂(魚谷雅彦社長)の2020年12月期第1四半期連結業績(日本基準)は、売上高が17.1%減の2268億9300万円、営業利益が83.3%減の64億9600万円、経常利益が84.7%減の60億5200万円、四半期純利益が95.8%減の14億200万円となった。

 売上高は、全てのリージョンで新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、現地通貨ベースで15.8%減、米国会計基準ASC第606号適用影響・米国スキンケアブランド「Drunk Elephant」買収影響を除く実質ベースで16.4%減となっている。

 売上の4割弱を占める日本では、急速な生活様式の変化によりローカル売上が減少(△10%台前半、減収分の6割強)し、インバウンド需要(△40%台半ば、減収分の3割強)も急減。特に外出自粛の影響で日やけ止めが落ち込んでいる。

 主要ブランドの売上高増減は、SHISEIDOが21%減、クレ・ド・ポー ボーテが22%減、イプサが6%減、アネッサが7%減、bareMineralsが29%減、Laura Mercierが14%減、NARSが6%減、Dolce&Gabbanaが7%減となった。

 営業利益は、市場環境の急速な悪化を受けコスト削減の取り組みを迅速に開始したものの、売上減に伴う差益減やプロダクトミックスの悪化などにより、83.3%減となった。

 四半期純利益は、営業減益に加え、税金費用において税効果でマイナス影響が生じたことなどから、95.8%減となっている。

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