ポーラ、ステイホームでシミ・潤いは低下、シワ・皮脂量は増加傾向に

ポーラ、ステイホームでシミ・潤いは低下、シワ・皮脂量は増加傾向に
 ポーラは、4月22日~28日にかけて、ポーラ公式LINEアカウントをフォローしている女性3097人を対象に「新型コロナウイルスによる外出自粛などに伴うライフスタイルや生活体調の変化」についてアンケートを行った。

 その結果、「ストレス」「PC・スマホを使用する」 「イライラすることがある」「肩や首がこりやすい」という項目で、外出自粛前よりも「増えた」という回答が非常に多く、反対に「紫外線にあたる機会」と「運動」が「減った」という回答も多いことがわかった。

 さらに、これらの結果をポーラのパーソナライズドサービスブランド APEX(アペックス)の過去3年間のアンケートと比較した際、 「ストレス」「イライラすることがある」の2項目については特に回答率が高いことがわかった。

 また、肌分析データからは「ストレス」は肌のうるおいの低下につながり、首や肩がこることでシワができやすくなり、「イライラ」は皮脂量の増加を引き起こす傾向にあることが推測される。

 さらに「ストレス」は毛穴が目立ちやすく、ニキビができやすくなり、敏感に傾きやすくなる可能性もある。反対に、紫外線にあたる機会が少ないことは、シミのリスクを減少させ、たるみが起こりにくいということが考えられる。

【 過去3年間(2016年7月~2019年6月)のアペックス肌分析・アンケート月別平均回答率との比較 】

 ポーラのパーソナライズドサービスブランド「アペックス」の過去3年間( 2016年7月~2019年6月)のアンケートデータの結果から月別の平均回答率を算出し、肌分析データから各項目に当てはまる人の肌の傾向を分析した。その結果と、今回 公式LINEで行ったアンケート結果と比較し、現在肌に起こりやすい変化を推測している。

①ストレスが増えるとうるおいが低下し、毛穴が目立ち、敏感・ニキビリスクが増える。



 過去3年間の平均で4月は53.37%。今回の回答は82.08%と過去の月別平均で年間を通じて最も高い4月よりもさらに30%近くも高い割合であることがわかった。この新型コロナウイルスが与える環境は、8割以上の人にストレスを与えているという今までにない状況といえる。

②イライラすることが増えると、皮脂量が増加し、うるおいが低下、敏感・ニキビリスクが増える。



 過去3年間の平均で4月は38.81%。今回の回答率は54.54%で16%ほど高い割合であることわかった。過去の月別平均で年間を通じて最も高かった9月(40.17%)よりも高く、過去に経験したことがないほど、ストレスを感じている人が多い結果となった。

③紫外線にあたる機会が減ると、シミのリスクが減り、たるみが起こりにくい。



 過去3年間の平均で4月は34.39%。今回の回答は9.20%と25%以上も低い割合であることがわかった。過去の月別平均で年間を通じて最も低かった1月(24.66%)と比較しても15%以上も低く、過去に経験したことがないほど、紫外線を浴びる機会が減った人が多いことがわかる。

④肩や首がこると、シワができやすく、皮脂量が増加し、毛穴が目立ち、敏感リスクが高まる。



 過去3年間の平均で4月は75.04%。本項目は、過去も年間を通して74%以上と非常に高い回答率ではあるが、今回のコロナウイルスの影響下において、29.42%あった「変わらない」という回答の中に「変わらず肩や首がこりやすい」人が相当数含まれていると考えられる。この数値を「とても増えた」「やや増えた」と回答した61.54%に加えるとかなりの人が肩や首のこりを感じていると考えられる。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ポーラ、ステイホームでシミ・潤いは低下、シワ・皮脂量は増加傾向に

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop