2020年4月の訪日客数 99.9%減の2900人、過去最少に

粧業日報 2020年6月8日号

2020年4月の訪日客数 99.9%減の2900人、過去最少に
 日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客数(2020年4月推計値)調査によると、4月の訪日客数は前年同月比99.9%減の2900人となり、7カ月連続で前年同月を下回った。

 また、単月の訪日客数としては、JNTOで統計を取り始めた1964年以降、過去最少を記録している。

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの国において海外渡航制限や外出禁止等の措置が取られていることや、日本においても検疫強化、査証の無効化等の措置の対象国が拡大されたこと等が、全ての地域で訪日客数がほぼゼロに近い数字となる要因となった。

 中国は、前年同月比100.0%減の200人となった。新型コロナウイルス感染症の拡大により、1月27日以降、中国政府の通達により団体ツアー、航空券とホテルのパッケージ商品の販売が禁止されていることに加え、3月9日以降、日本における検疫強化、査証の無効化等の対象となったこと等もあり、訪日者数は前年同月を大幅に下回った。

 その他の主要国・地域では、韓国が99.9%減の300人、台湾が99.9%減の300人、香港が100.0%減の10人、タイが100.0%減の30人、インドが99.8%減の30人、中東地域が99.9%減の20人、豪州が99.9%減の50人、米国が99.8%減の300人、英国が99.9%減の30人となっている。
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