伊勢半、「新しいライフスタイルとメイク」の関連性を調査

粧業日報 2020年6月11日号 4ページ

カンタンに言うと

  • PCカメラを意識した「テレメイク」が需要増
  • 「テレメイク」「マスクメイク」の普及で新たな潮流も
伊勢半、「新しいライフスタイルとメイク」の関連性を調査
 伊勢半は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うライフスタイルの変化がメークに与える影響を把握するため、20~50代の女性601名を対象に「新しいライフスタイルとメイクに関する意識調査」を実施した。

 自粛期間中のメークに関する調査では、約3人に2人(66.6%)が自粛期間中にメークをしていることが明らかになった。

 また、そのうち51.3%が「普段より薄めのメイクをしている」と回答する一方、45.8%は「普段と同じくらいのメイクをしている」と回答する結果となった。



 自粛期間中にメークをする理由として、最も多く挙げられたのは「買い物に行く必要があるから」(43.5%)で、少数派ではあるものの「仕事でテレビ会議があるから」(5.3%)という意見も挙がった。

 厚生労働省より公表された「新しい生活様式」では、テレビ会議の導入も推奨されていることから、今後はテレビ会議のためのメーク(テレメイク)が増える可能性がある。



 続いて、マスク着用頻度に関する調査では、2人に1人(55.2%)がほぼ毎日マスクをつけていることがわかった。さらに、4人に3人以上(76.7%)がマスク着用時にもメークをしている。

 マスクを着用する際に使用するメークアイテムについては、「化粧下地」(63.7%)や「ファンデーション」(71.0%)など、多くの人がベースメークをしていることに加え、「アイブロウ」(65.1%)や「アイシャドウ」(54.3%)、「アイライナー」(40.0%)、「マスカラ」(34.9%)など、目周りのアイテムも比較的使用率が高く、マスクで隠れない目もとのメークに力を入れていることがわかった。



 そのほか、マスク着用時のメークで意識していることは、1位が「すっぴんに見えないように意識している」(27.5%)、2位が「目がパッチリ見えるように意識している」(25.6%)、3位が「メークが落ちないように意識している」(22.5%)となった。

 さらに、マスク着用時の悩みでは1位が「マスクの中が蒸れる」(62.8%)、2位が「メイクが落ちる」(47.2%)となっている。



「テレメイク」「マスクメイク」の普及で新たな潮流も

 テレビ会議のためのメークで心がけている点について尋ねたところ、「すっぴんに見えないようなメイクを意識している」(61.9%)人が最も多かった。

 自粛期間中のお洒落やメークについての調査では、64.2%が「お洒落やメイクを楽しむ機会が減っている」と回答し、55.7%が「自粛期間が終わったらお洒落やメイクを楽しみたい」、26.6%が「自粛期間は普段と違うメイクに挑戦したい」と回答した。

 ライフスタイルの変化により「テレメイク」や「マスクメイク」が身近になりつつある今、ライフスタイルの変化に合わせた新たなメークがトレンドになりそうだ。
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