経産省、5つの界面活性剤が新型コロナ消毒に有効と発表

粧業日報 2020年6月12日号 5ページ

経産省、5つの界面活性剤が新型コロナ消毒に有効と発表
 経済産業省は5月22日、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすべく、新型コロナウイルスに対する成分の有効性について製品評価技術基盤機構(NITE)で検討を重ねてきた結果、5つの界面活性剤が代替消毒方法として有効であると発表した。

 具体的には、前日に開かれた有識者による第3回検討委員会で、台所用洗剤の成分として使われている「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)」「アルキルグリコシド(0.1%以上)」「アルキルアミンオキシド(0.05%以上)」「塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)」「ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)」の界面活性剤5種が新型コロナウイルスに対して有効と判断された。

 実際、新型コロナウイルスに、0.05~0.2%に希釈した界面活性剤を20秒~5分間反応させたところ、ウイルスの数が減少することを確認したという。
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