マツモト交商、オリジナル医薬部外品添加剤を提案

週刊粧業 2020年6月8日号 8ページ

マツモト交商、オリジナル医薬部外品添加剤を提案
 マツモト交商は、オリジナル医薬部外品添加剤「GP4G₋QD」の提案を強化している。

 海洋プランクトンから抽出された同品は、細胞のエネルギー源であるATPサイクルを活性化。細胞賦活効果による、シワ改善効果や育毛効果が期待されているほか、シミの色素改善効果も確認されており、幅広いコンセプトへの対応が可能だ。

 さらに、紫外線・赤外線保護に加え、温度変化からも皮膚細胞を守ることが確認されており、高温だけでなく、低温ストレスによるダメージも低減することができる。

 また、近年ではブルーライトも外的ストレスとして注目を集めている。「スクリーンライトブロック」(ロンザジャパン社、スクリーンライトはロンザジャパン社の登録商標)は、ブルーライトなどの環境ストレスから肌を保護し、シミやシワの発生を低減させる。

 超臨界抽出技術により、有効成分を損なうことなく抽出されたホオズキ由来のエキスで、ブルーライトによるメラニン色素の産生や、活性酸素の発生を減少させるとともに、エラスチンの合成を促進することが確認されている。「環境ストレスに加え、美白に近いコンセプトにも活用できる」という。

 このほか、美白原料の提案にも力を入れる。「アクチザイム」(ルーブリゾール社、アクチザイムはルーブリゾール社の登録商標)は、角層の剥離を調整する皮膚上の酵素と同様の働きをする天然由来の原料だ。

 若くて健康な肌は古い角質の剥離と、新しい表皮細胞の産生が良好なバランスで行われている。この角質細胞の剥離は角層に存在するプロテアーゼによって行われ、pH勾配によってコントロールされる。

 この機能を模倣した同品は、皮膚の部位によるpHの違いを利用し、角質層を選択的に剥離させる。これにより、化粧品製剤では失活しやすい酵素の力を化粧品に応用することが可能だ。高い機能性を持った天然由来成分である、ルーブリゾール社のABI(アドバンスドボタニカルイングリーディエンツ)原料として、拡販に注力していく。
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