一丸ファルコス、中国「乳酸菌美容」の盛り上がりに国産米で対応

週刊粧業 2020年6月8日号 7ページ

一丸ファルコス、中国「乳酸菌美容」の盛り上がりに国産米で対応
 一丸ファルコスは今春、新規原料として、中国INCI対応のコメ由来植物性乳酸菌「ラ・フローラ K₋1」(表示名称・乳酸桿菌)を発売し、中国市場開拓・深耕を図るメーカーやブランドに紹介を進めている。

 同社は、美容効果も期待できる乳酸菌の研究を進める中で、40代の肌の善玉菌数が20代に比べ約1/10に減少することを発見し、加齢により減少する「肌善玉菌」(表皮ブドウ球菌などのCNS菌群)を育てて肌フローラを改善する乳酸菌原料の開発に成功した。「ラ・フローラEC₋12」として17年より販売している。

 EC₋12が、「肌フローラ」や「育菌美容」をキーワードに、敏感肌やトラブル肌などの化粧品で採用実績を伸ばす中、グローバル対応型のK₋1を追加発売して市場開拓を進める。

 「ラ・フローラ K₋1」は、1gあたり1兆匹以上の乳酸菌を含有した粉末タイプで、EC₋12同様に育菌効果が期待できる。

 効果に加え、工場での保管や製造での扱いやすさも追求した。製造工程の加熱処理を施した乳酸菌素材のため常温保存でき、生菌に比べ品質の安定性や耐熱性にすぐれている。菌による製造ラインの汚染の心配もない。

 また同社は、コロナ禍で在宅勤務やテレワークなどを取り入れる企業が増えていたことを受け、3月末より自社開発原料のオンラインセミナーを週1回のペースで実施している。商品企画のヒントになるよう、原料マーケティングのトレンドも紹介している。

 さらに、新型コロナウイルスの感染予防で手洗いの回数が増えている現状を踏まえ、優しく洗う洗浄素材からネイルケア素材をまとめた「ハンドケア原料MAP」を作成した。メール会員(登録無料)はダウンロードすることができる。そのハンドケアMAPには「K₋1」も紹介されている。乳酸菌の力で皮膚の善玉菌CNSを増やし、手洗後の肌を健やかに育む。
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