ナリス化粧品、ふきとり化粧水で国内販売シェア5年連続№1に

粧業日報 2020年7月6日号 6ページ

ナリス化粧品、ふきとり化粧水で国内販売シェア5年連続№1に
 ナリス化粧品は、外部調査機関「TPCマーケティングリサーチ」の協力のもと、2019年度 ふきとり化粧水 企業別国内販売動向調査を実施し、同社の主力商品「ふきとり化粧水」が国内シェア№1であったことを明らかにした。

 ふきとり化粧水の市場規模は、5年前の調査では170億円だったが、2016年度に176億円、2017年度に194億円、2018年度に196億円と順調に拡大し、今回の調査では、199億円と200億円に迫る市場となりつつある。

 同社の年間売上高は約27億円で、13.6%のシェアを占め、2016年度に調査を始めてから5年連続でシェア№1であることがわかった。

 2017年には、ふきとり化粧水の国内販売シェア第1位を記念し、日本記念日協会に2月10日を「ふきとりの日」と申請し、認定されている。

 ふきとり化粧水は、新規参入メーカーも増加しているが、主力販路である訪問販売では、2016年8月から開始した定期購入制度により、ふきとり化粧水の会員数が8万人を超え、確実なリピーターの確保に成功している。

 また、ふきとり化粧水をメイン商品に据えるスキンケアブランドでは、2017年に「マジェスタ」、2020年に「ルクエ」ブランドのリニューアルを行い、オリジナルのふきとり成分を配合するなど、新技術を搭載している。

 その他流通においても、ドラッグストアなどを販路とする「ネイチャーコンク」の伸長も寄与している。
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