化粧品日用品業界の暑さ対策、例年以上の対策意識に商品も多様化

週刊粧業 2020年6月29日号 11ページ

化粧品日用品業界の暑さ対策、例年以上の対策意識に商品も多様化
 近年は猛暑日が増え、暑さも厳しくなっている。

 2014年、15年、17~19年と夏季の天候不順に見舞われる年が続いているのも気になるところだが、今夏は例年並みの暑さとなる予想に加え、新型コロナウイルスの感染予防対策で日常的にマスクを着用しての外出が増えることから、暑さ対策の意識が高まっている。

 ドラッグストアなどの店頭では、供給が安定してきたマスクや手指用消毒アルコールに代わり、UVケア商材とともに冷却グッズなど暑さ対策コーナーが売場を広げ、商品のバリエーションも拡大している。

 小林製薬は、感染予防のため外出を控えるなど生活者が例年の夏とは異なる過ごし方をすることも想定し「快適なおうち時間」をテーマに、エアコンの上手な使い方や扇風機といった家電の節約術なども紹介した暑さ対策ガイドを作成した。

 夏を快適に過ごす方法として商品に関連づけて店頭を盛り上げる。

 また、花王はこの春、柔軟剤で服を涼しく仕上げるという新しい発想の暑さ対策の提案を開始した。

 対策のために、普段の習慣を変えたりするのではなく、通常の洗濯行為の中で暑さ対策ができる価値を提供し、新たな市場開拓を進める。
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