協和、サイタイエキスの経口摂取による肌への有用性を確認

協和、サイタイエキスの経口摂取による肌への有用性を確認
 協和は、サイタイエキス(粉末)の飲用による有用性について研究を行った結果、サイタイエキス(粉末)を経口摂取することにより、「皮膚の保湿機能の向上性」「皮膚の弾力性を改善する効果」「肌色の改善効果」「乾燥による小じわを目立たなくする効果」が認められた。

 研究では、45~65歳(平均年齢53.3歳)の健常な日本人女性23名(内1名離脱し解析は22名)に、サイタイエキス(粉末)配合物を就寝前に3粒、水またはぬるまで摂取してもらった。

 摂取前、摂取4週間後と12週間後に恒温恒湿(20℃、50%)内で左頬(目尻から3cm下の部分)について、皮膚水分量、皮膚水分蒸散量、皮膚弾力性、色彩色差を測定。また正面・左・右を撮影し、化粧品で評価される抗シワ評価法ガイドラインを同粉末にも実装し、シワグレードを7段階で評価した。

 サイタイエキス(粉末)を摂取した前後で、左頬の水分量の変化を確認すると、角層水分量は4週間後で16.1%、12週間摂取し続けると、さらに良い29.2%改善していることがわかった。

 また、左頬の水分蒸散量の変化を確認すると、皮膚水分蒸散量は4週間後に下がり、12週間摂取し続けると、さらに下がり、バリア機能が改善されていることが予測でき、左頬の皮膚弾力性の変化を確認すると、皮膚弾力性は12週間後に改善していることがわかった。

 さらに、左頬の明度と赤味の変化を観察したところ、4週間後に明度が上がり、12週間摂取すると、さらに上昇していた。赤味については、4週間後に下がり、12週間摂取すると、さらに下がっていることが認められた。よって、肌の炎症を抑え、肌色を明るくすることが予測できるという。

 サイタイエキス(粉末)を摂取した前後で、写真によるシワの目視判定を両頬で行った。その結果、左右の頬ともに、4週間後にシワスコアが下がり、12週間摂取し続けると、さらに下がっていることがわかった。

 12週間摂取を続けた被験者のアンケート結果からは、「疲れを感じる回数が減った」「疲れても回復しやすくなった」など健康面に関する改善を指摘する声が寄せられ、77.3%の被験者が継続してサイタイエキス(粉末)を摂取することを希望していた。

 同研究成果の一部は、「薬理と治療 Vol.48 no.6 2020」(2020年6月29日発売)に「サイタイエキス粉末配合食品のヒト皮膚機能に与える効果」と題して寄稿している。
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