アイスタイル、化粧品ブランドに非対面接客のソリューションを提供

訪販ジャーナル 2020年7月13日号 3ページ

アイスタイル、化粧品ブランドに非対面接客のソリューションを提供
 アイスタイルは、「非対面接客」に関する様々なソリューションを提供することにより、新型コロナウイルスの感染拡大によって化粧品ブランド・美容部員が抱えている課題を解決する「オンライン美容部員プロジェクト」を開始する。

 昨今、新型コロナウイルスの感染拡大により、化粧品業界を取り巻く環境が激変している。緊急事態宣言の解除以降徐々に日常が戻りつつあるが、タッチアップの自粛などの制限は続いており、完全に平常を取り戻すにはまだ時間がかかることが予想される。また、今回一気に進んだ生活者のデジタルシフトの流れは、コロナ後のニューノーマル(新常態)においても不可逆であると予想される。

 こうした状況おいて、生活者は「店頭での美容部員への相談機会の喪失」、美容部員は「雇用不安」、化粧品ブランドは「収益低下」という課題を抱えている。

 これらを解決する手段の1つが、オンラインカウンセリングをはじめとした「非対面接客」であり、すでにいくつかの化粧品ブランドでは「非対面接客」の導入や、導入に向けたテストを実施している。

 しかしながら、「オウンドECでの接客における集客」「非対面接客にたけた人材の圧倒的不足(美容部員)」「カウンセリングや顧客データ管理などに用いるツールの不在」という新たな課題が顕在化してきた。

 そこで今後アイスタイルは、自社の美容領域に関する知見や@cosmeのプラットフォーム、人材育成のノウハウなどを活用し、これらの課題を解決することで、化粧品ブランドや美容部員を支援していく。

 具体的には、「オンライン美容部員の委託・育成サポート」「店頭スタッフのデジタル接客を可能にする『STAFF START』の化粧品ブランドへの導入の独占サポート」「共通カウンセリング台帳のオンライン活用」「オンライン美容部員研究所の立ち上げ」という4つの取り組みを推進する。

 「オンライン美容部員の委託・育成サポート」では、美容領域に特化した人材事業を行うアイスタイルキャリアを中心に、各ブランドが抱える美容部員のオンライン上でのコミュニケーション設計を支援し、デジタルマインドの高い美容部員の育成する「活動支援サービス」と、オフラインとオンラインにおける接客両面のスキルを持つ美容部員でチーム構成する「店舗運営代行サービス」を提供する。

 「デジタル接客」の実現に向けては、「STAFF START」を運営するバニッシュ・スタンダードと提携。同社が提供するSTAFF STARTの独占窓口となることを通じて、実店舗で働くブランドの美容部員の情報発信によるブランド公式ECの活性、店舗とECの融合をサポートする。

 「共通カウンセリング台帳のオンライン活用」に向けては、コスメセレクトショップ「@cosme TOKYO」「@cosme STORE横浜ニュウマン」で導入している店舗・ブランドを横断したオンラインの「共通カウンセリング台帳」をこれらの課題に対する解決策として捉え、オンライン美容部員時代を見据えた機能の追加開発を進めていく。

 さらに、オンライン美容部員サービスに関する事例研究や、生活者意識の把握等のユーザー調査、レポート・記事執筆、イベント開催などを通して、非対面接客に関する情報提供を行う「オンライン美容部員研究所」を立ち上げる。
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