日やけ止めファンデ、特許総合力トップ3は資生堂・コーセー・信越化学

粧業日報 2020年7月27日号 2ページ

日やけ止めファンデ、特許総合力トップ3は資生堂・コーセー・信越化学
 パテント・リザルト社は7月7日、2020年6月18日までに日本の特許庁で公開された「日やけ止めファンデーション」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始した。

 近年紫外線に対する意識が高まるにつれ、ファンデーションにも紫外線防御の機能を付与することが主流になりつつある。今回の調査では日本の特許庁で公開されている「日やけ止めファンデーション」全般について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。

 集計をした結果、「総合力ランキング」は、1位 資生堂、2位 コーセー、3位 信越化学工業となった。

 1位 資生堂の注目度の高い特許には、「微粒子酸化亜鉛の分散が良好で、紫外線防止効果や仕上りの透明性、安定性に優れた化粧料」や「紫外線防御効果を発揮し得る水中油型の乳化化粧料」などがある。

 2位 コーセーの注目度の高い特許には、「紫外線吸収剤などを含む凹凸補正効果のある化粧料」や「UV遮断能等の機能性を有する化粧料」などがある。

 3位 信越化学工業の注目度の高い特許には、「乳化安定性や分散安定性、経時安定性、皮膚密着性に優れた紫外線吸収剤などを配合した化粧料材料」や「さっぱりとした使用感を有すると共に、乳化安定性及び透明性に優れた紫外線吸収剤などを含む化粧料」などがある。

 そのほか、4位 LOREALは「サンスクリーン剤を含む泡状の化粧料」、5位 ノエビアは「紫外線吸収剤などを含む、植物の抽出物からなる化粧料」などが注目度の高い特許としている。6位以下には花王、BASFなどがランクインしている。
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