ポイントピュール、通販企業を中心に受注増

週刊粧業 2020年7月13日号 53ページ

ポイントピュール、通販企業を中心に受注増
 沖縄・久米島のOEMメーカー、ポイントピュールは地域特性を活かした素材活用と、積極的な海外展開で業績を堅調に推移させている。

 直近の取り組みと、研究開発について大道敦代表取締役に話を伺った。

 ――直近のOEM事業についてお聞かせください。

 大道 2月~4月にかけ、国内・海外ともに新型コロナウイルスの影響が見えはじめた。

 当社では通販企業からの受注が増加しており、9月頃まで工場はフル稼働で対応していく予定だ。

 外出自粛の中、スキンケアへの需要は引き続き高く、海洋深層水や沖縄素材を活用した当社の基礎化粧品も引き合いが高まっている。

 また、ホテルアメニティのOEMも加速しており、提案を強化している。易生分解性のボタニカルシャンプーを開発するなど、環境配慮型製品への切り替えを進めている。

 さらに、業績好調のもう1つの要因として挙げられるのが、関東・関西に昨年新設した営業所だ。速やかに直接商談に移ることでき、スムーズな提案につながっている。

 昨年は、ISO9001の認証取得や生産設備の強化を行った。

 ISO9001に関しては、大手クライアントや海外案件の増加に伴い、品質の安定化を図るべく、生産のマニュアル化を進めている。

 生産設備については、各種充填機器を追加し、2~3倍の生産力強化を実現した。

 昨今のコロナ禍において、当社では対策関連アイテムとしてアルコールハンドジェルとハンドソープ(フォームタイプ)を製造している。

 日頃から研究開発に努めていたことで、速やかに生産に着手することができた。

 また、コロナ禍で優秀な人材も集まりやすくなっており、人材強化にも力を入れていきたい。研究開発を中心に10名程度採用を予定している。

 ――研究開発での成果をお聞かせください。

 大道 久米島海洋深層水や沖縄素材について、引き続き研究を進めている。

 また、ヒト幹細胞培養液への研究も継続しており、オリジナル原料「白金(プラチナ)ナノコロイドヒト幹細胞エキス」が注目を集めている。
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