20代~30代女性の化粧品に対する本音 2020

週刊粧業 2020年7月13日号 46ページ

20代~30代女性の化粧品に対する本音 2020
サンプルの使い道は様々
「トラベル用」が増加

 化粧品サンプルに関する調査では、前回同様に「もらえる機会があれば、必ずもらう」が最多となった。しかし、同時に「もらっても使わない」が3.6P増加、「サンプルをあちこちで調達して、それで済ましている」が1.7P増加しており、化粧品サンプルが本来の目的以外の使い道で使用されている側面がうかがえる。

 そのほか、今回構成比を上げた「トラベル用に使用」や「携帯用に使用」は、余ったサンプルの使い道としても有効だ。

 以前より、化粧品サンプルは実際的なシミュレーションにはなっていないという点が指摘されていたが、今回の調査では「少量すぎて効果がわからない」という回答は5.8P減少している。

 各社がミニサイズコスメを発売する昨今、従来の化粧品サンプルとミニサイズの使い分けが進んでいると考えられる。ある程度の容量があるミニサイズでは実使用に即した形で効果を確かめ、サンプルでは使用感や肌との相性を確かめるなどといった使い分けが期待できる。

 未だにEC化率が低いといわれる化粧品業界では、店頭テスターの存在は大きい。セミセルフ型ショップの展開が進む中、使用感を確認するための手段としては、サンプルよりも店頭を先に思い浮かべる消費者も多いかもしれない。

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