資生堂美容技術専門学校、コロナ禍でも手厚いサポート体制を構築

週刊粧業 2020年7月20日号 8ページ

資生堂美容技術専門学校、コロナ禍でも手厚いサポート体制を構築
 資生堂美容技術専門学校はトップクリエイターによる多彩な授業や、高い国家試験合格率を誇る実践的なカリキュラムと手厚いサポート、高い技術によるきめ細やかな指導などを強みに、第一線で活躍するプロフェッショナルを輩出し続けている。

 同校ではGW明けからオンライン授業を実施。講義系科目を中心に、テレビ会議システムを通じた授業を展開している。6月1日からは学校が再開されているが、引き続きオンライン授業と対面授業を並行した分散登校の実施や、実習系科目でもソーシャルディスタンスが確保できるような工夫を行っている。

 特色の1つでもある「トップクリエイターセミナー」では、毎年第一線で活躍する一流アーティストを招き、プロのテクニックを間近で見ることができる。今年は会場の入場を一部制限し、教室で同時ストリーミング配信することで、感染リスクの低減に取り組んでいる。

 また、毎年11月に開催している技術発表会も同校の目玉だ。クリエイション力・技術力・感性を競う集大成として、作品だけでなくステージ構成まで学生自身の手でつくり上げられる。

 プレゼンなどの事前審査も含まれており、チームでのグループワークや話し合いなど、アクティブラーニングとして学生の主体的な学びの場を提供している。今年は来場者に制限を設け、密集を避けた形での開催を検討しているという。

 国家試験のサポート制度が充実している同校では、19年度卒業生の美容師国家試験の合格率100%を実現した。コロナ禍で授業に制約がある中、学習レベルの維持向上に引き続き注力していくという。

 さらに今年度は「活きる力」をテーマに、ヘアメークアップアーティストの計良宏文氏をテクニカルダイレクターに迎え、より実践力を高めるための授業も展開している。

 また、オープンキャンパスなどの情報発信についてはインスタグラムやユーチューブを積極的に活用している。

 インスタグラムのライブ配信では、校舎・施設の紹介を行った。ライブ配信後、長尺の動画を配信できるIGTVでその模様をアーカイブしたところ、1週間で約1000人の視聴があり、オンライン施策の効果を実感したという。
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