メディパルHD、デジタル投資でヘルスケアのインフラづくりを

粧業日報 2020年8月25日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 臨床検査事業と提携し再生医療分野へ参入
  •  6月第1四半期、医療機関の受診抑制等で2ケタ減益
メディパルHD、デジタル投資でヘルスケアのインフラづくりを
 メディパルホールディングス(渡辺秀一社長)はデジタル投資によって、ヘルスケアのインフラづくりに取り組んでいる。当面、300億円規模の投資を計画している。

 事業の多角化に向け、今期に入って再生医療分野への参入を視野に6月17日、臨床検査事業のH.U.グループHDと業務提携した。医療・ヘルスケア領域でメディカル物流プラットフォームの構築を目指す。

 またアインHDとの間で医薬品流通モデルの構築に向け、納品回数の削減、検品時間の短縮に取り組み、効果を確認している。

 コロナ禍の状況にあって、安定供給体制を維持しながら、従業員・施設、医療機関で感染拡大防止を推進している。併せて、医療サービスを安心して受けられる環境づくりで、オンライン診療や服薬指導の普及促進に取り組んでいる。

 持分法子会社のカラダメディカはオンライン診療・服薬指導のシステムで全国をカバーする。デジタル投資の考え方について、依田俊英専務は次のように語る。

 「ヘルスケアのインフラをつくるうえで、積極的にデジタル投資に取り組む。オンライン診療、服薬指導など、オンラインの部分だけを手がけてもビジネスは成り立たない。診療から電子薬歴、電子カルテなどデジタルヘルスの一つひとつ
のパーツをつなぎあげていくことで、新しいインフラができる。そのための投資の一部がオンライン診療、服薬指導である。電子母子手帳やワクチン予約など、本業の医薬品の売上につながるシナジーも期待できる。デジタルの世界でインフラを押さえておかないと、収益のチャンスを逃してしまう」

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