C Channel、アプリサービスを終了、SNSでのコンテンツ配信に注力

粧業日報 2020年9月2日号 6ページ

C Channel、アプリサービスを終了、SNSでのコンテンツ配信に注力
 C Channelは、女性向け動画メディア「C CHANNEL」のアプリサービスを2020年9月末にて終了する。なお、アプリで配信していた動画は「C CHANNEL」のウェブサイトへ掲載され続ける。また、今後はSNSを中心としたコンテンツ配信により一層注力していく。

 同社は2015年4月の創業時、縦型動画を閲覧できるSNSは存在していなかったため、質の高いコンテンツを最適なかたちでユーザーに届けるべく自社アプリの開発を行った。しかし、SNSでの動画閲覧が一般的になった昨今において「C CHANNELアプリの役割を終えた」(同社)と判断した。

 同社が提供する女性向け動画メディア「C CHANNEL」の利用者層であるF1層の情報収集の流れがアプリやWebメディアから、SNSへとますます変化している。

 そのため同社は、自社独自のアプリからの情報配信よりも、強みである国内最大のSNSフォロワー数(2300万)を活かすべく、SNS運営をより強化する意思決定をした。

 FacebookやInstagram、Twitter、YouTube、LINEだけでなく、最近はPinterestやTikTokにおいても国内最大規模のフォロワー数を抱えており、これらを活用しさらなる動画を使用した情報発信を行っていく。

 ここ数年強化している所属YouTubeクリエイターのフォロワー数も合計200万人を超え、2020年4月に開始したマイクロ・ナノインフルエンサーが参画するマーケティングプラットフォーム「Lemon Square」は、開始から約4カ月でインフルエンサー登録者数は2500人、総フォロワー数は2500万人を超えた。

 今後は特定のフォロワー数が多いアカウントからの情報発信に加えて、自分の趣味嗜好に合うSNSアカウントからの影響をますます受けるようになることが予想されることから、メディアアカウントからの情報発信と同時にインフルエンサーのネットワークからの情報発信も強化することでメディア発信のエコシステムを作っていく。

 加えて、今後SNSがECプラットフォームになる流れに合わせ、EC事業も強化していく。コロナウイルス の影響で企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が待ったなしだが、同社はこれらのメディアエコシステムのネットワークを活用し、「動画×EC×SNS×インフルエンサー」で企業のDX化を支援していく。
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