ミック・ケミストリー、コロナ禍も新規問い合わせは増加

週刊粧業 2020年8月24日号 10ページ

ミック・ケミストリー、コロナ禍も新規問い合わせは増加
 ミック・ケミストリーは長年の実績やノウハウを武器に、企画段階からOEMのトータルサポートを展開している。小ロット対応を強みとする同社では、通販企業の好調が牽引しコロナ禍も業績を堅調に推移させている。

 さらに、現在も通販企業を中心に多くの新規顧客からの問い合わせが寄せられているという。

 また、外出自粛等の影響からメーク品がダメージを受ける一方、スキンケアは比較的大きなダメージにはつながっていない。

 同社では、「美しく老いる」をモットーにスキンケア領域を中心とした研究開発に力を入れており、小野沢勝弘常務は「消費者のセルフケア意識の醸成が鍵になる」と、今後のスキンケア市場を展望する。

 引き続き高品質なスキンケア製品の開発に注力し、商品の「愛用者」を育成。消費者の長期的なリピートを促進させる製品を提案することで、モットーである「美しく老いる」を体現するような製品開発を推進していく。

 続けて小野沢常務は、下期以降の見通しについては「消費者の購買力の減衰など難しい部分もある」としながらも、「自社の強みを明確化することで、競争力を強化していきたい」と、ポストコロナのOEM事業を語る。

 企画段階からの積極的な提案を特長とする同社では、クライアントとの綿密なコミュニケーションが不可欠だ。しかし、今般のコロナ禍で対面コミュニケーションの機会は減り、「企画立案に求められる、細かいニュアンスの共有も難しくなっている」(小野沢常務)という。

 こうした中、同社ではクライアントに対し、より多くの選択肢を提示することで、細かな方向性を共有している。

 クライアントへ提出するサンプルの種類を増やすなど、これまで以上に積極的な提案を行い、細かなイメージを製品開発へフィードバックしている。

 OEM間のさらなる競争激化が予想される中、小野沢常務は「自社の特長を明確化することが重要だ」と話す。

 同社では、これまで培ってきた研究データや市場データ、成功例や失敗例を共有し、クライアントのパートナーとして、包括的なトータルサポートを展開。企画段階から活発な意見交換を行い、モノづくりの方向性を二人三脚でつくりあげていく。

 2020年下期についても積極的な提案を軸に、新規顧客を含めた関係構築に注力し、クライアントの長期的な発展に向けたOEM事業を展開していく。さらに、充填包装の効率化など、コスト削減に向けた取り組みも加速させていくという。

 「信頼していただけるコスト・品質・物流をベースに、お客さまの頼りがいのあるパートナーとして、きめ細やかな提案に力を入れていきたい」(小野沢常務)
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