メリードゥビューティープロダクツ、Withコロナ製品の開発推進

週刊粧業 2020年8月24日号 8ページ

メリードゥビューティープロダクツ、Withコロナ製品の開発推進
 エコサート認証取得工場を拠点にオーガニック・ナチュラル化粧品のOEM事業を展開しているメリードゥビューティープロダクツは、withコロナ時代のニーズに即した商品開発に注力している。

 今後の戦略や展望について、津野田正弘社長に話を伺った。

 ――コロナ時代の事業方針を教えて下さい。

 津野田 まず前提として、当社は2010年よりオーガニック・ナチュラル化粧品に特化したOEMを展開してきた。

 特に近年は、地球環境を守り持続可能な開発・製造を行うサステナビリティを掲げており、こうした方針は新型コロナウイルスの有無にかかわらず一貫して進めていく。

 そこでこれらの領域の中で、新型コロナの感染拡大により変化する市場ニーズに対応した商品開発に力を入れている。

 中でも、ユニークな意見を募る独自の取り組みとして、製品開発提案制度を採用している。同制度では開発担当に加え、製造や営業、また正社員からパート社員まで、部署や役職に関係なく新商品の企画・提案が可能となっている。

 提案された商品は委員会で討議され、採用の場合には提案者に報奨金を付与するなど、活発な提案を促す仕組みも構築している。

 約5年前から続けているが、新型コロナの感染拡大を受け特に活発化しており、実際に採用され売上を伸ばしている商品もある。

 今秋にも新型コロナに対応した新商品の提案体制を整える予定で、ナチュラル・オーガニック領域で顧客の幅広い要望に応えられる環境となっている。

 ――このほか、新型コロナを受けて着手した取り組みはありますか。

 津野田 危機管理対策として、商品企画・開発から製造・営業まで全てのプロセスの見直しを図っている。

 具体的には、衛生管理に加え、省人化等による生産性や利益率の向上を図り、先行き不透明な時代に柔軟に対応できる事業基盤の構築を進めている。

 衛生管理の中では、新型コロナに関する最新情報を社員に教育する場を適宜設け、「正しく恐れる」必要性の周知徹底も行っている。

 また、社員の各家庭へ消毒アルコールの配布も続けており、社員や家族を守るために会社全体で一致団結した取り組みを進めている。

 ――今後の展望はいかがでしょうか。

 津野田 長引くことが予測されるwithコロナ時代では、感染予防と会社の成長を両立する必要がある。さらに、市場ニーズや流通などにも大きな変化がある中、社員全員で知恵を絞り合って努力する姿勢が重要だと考えている。

 当社の衆知を集めた数多くの提案で、お客様の事業発展に寄与していきたい。
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