北海道ナチュラルバイオグループ、マスク着用に対応した化粧品が好調

週刊粧業 2020年8月31日号 11ページ

北海道ナチュラルバイオグループ、マスク着用に対応した化粧品が好調
 プラセンタの原料開発を主軸に幅広い事業を手掛ける北海道ナチュラルバイオグループは、新型コロナの影響で既存製品の受注が落ち込んだ一方、色落ちしにくい化粧品など新たな生活様式に対応した製品の実績が好調に推移している。

 商品開発や注力施策について吉田悟社長に話を伺った。

 ――コロナ禍の売上状況はいかがでしょうか。

 吉田 マスクの着用が日常化する中、化粧落ちを防ぐフェースパウダーやミスト、乾燥に対応するアイクリーム等の受注が伸長している。

 この要因として今年4月、自社商品の「ラメイキャ フェースパウダー」が「マスクに付かない化粧品」として大きな話題を呼んだため、OEMの受注にもつながった。

 また、主力のプラセンタを配合したアルコール消毒液への要望も多い。プラセンタの保湿因子で肌に自然なうるおいを付与できる同品は、アルコール荒れに悩む理美容師の声から製品化に至った。

 このように、元々プランセンタ専業メーカーの当社だからこそ、ユニークな発想で消費者に寄り添った商品を開発できると自負している。

 このほか、エステや美容クリニックを中心に、多様な効果が期待できる「エクソソーム原料」を配合したスキンケアの引き合いが高まっている。

 コロナ禍で客足が鈍化した各店舗には「1品加えるだけで納得感のあるホームケア化粧品を作りたい」というニーズがあるため、効果実感の高い同処方が支持されている。

 現在は、エクソソームを配合したヘアケアの開発も進めており、今秋以降の展開を予定している。

 ――今後の注力施策は。

 吉田 当社の強みであるプラセンタやエクソームを活用しながら変化するニーズに対応した商品開発を進め、今期は事業全体で前期比3倍の売上を目指していく。

 さらに、今後はお客様の商品開発や製造だけでなく、販売まで支援を広げていく。

 自社ブランドを長年、中国やECサイト、テレビショッピングに展開している当社の知見を活かし、美容クリニックやサロンを中心とする新規参入企業を積極的にサポートしていきたい。
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