マイスター、ハンドメイドによる高付加価値の美容マスクOEMを提案

週刊粧業 2020年8月31日号 10ページ

マイスター、ハンドメイドによる高付加価値の美容マスクOEMを提案
 美容マスク専門OEMのマイスターでは、自動機による大量生産が主流となっているマスク製造において、取引先の要望に応じてマスクの型や厚みを細かく調整する「ハンドメイド」を基本とし、徹底した品質管理体制のもと、付加価値の高い美容マスクを提案している。

 同社では、愛媛県新居浜市にマスク製造工場を構え、顔用だけでなく目もと用やハンド、デコルテ、背中、バストなど自動機で対応しにくいマスク製品のOEMを幅広く手がけている。

 新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた今年3月からは、従業員の遠方への外出自粛や3密の回避、ステイホームの推進などに取り組み、取引先に安心・安全を提供できるよう事業を進めてきた。

 受注状況に関しては、中国向けに輸出を行っている国内クライアント企業の売上と新規案件が減少したが、既存クライアント企業からのリピートが好調で、業績は昨年より下回るものの、順調に推移しているという。

 コロナ禍での新たな取り組みとしては、これまで直接クライアントと会って綿密な打ち合わせを行っていたが、オンラインミーティングを新たに導入し、クライアントと効率良く打ち合わせができる環境を整備した。

 また、この期間で社員の教育、書類整備、設備環境の改善にも取り組んだ。

 具体的には、工場出入口に消毒用ハンドジェルを設置し、倉庫担当者のゴーグルとマスクの着用、社員へのマスクと消毒用ハンドジェルの配布など社員の健康管理と職場環境の改善に努めた。

 「自動化・省人化対応が加速しているが、創業からのモットーとしている『ハンドメイド』を製造の基本としている。機械加工している企業と比べると生産量は少ないが、心を込めて丁寧に手で折り畳んだマスクは、自動機のものと比べると肌触りや風合いが大きく異なる。このように担当業務のマイスター(匠)になれるよう、社員1人ひとりが製品に愛着を持っている。こうした当社独自のこだわりの製品づくりは、他社には真似できないものと自負している」(永易愛子工場長)
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