コーセーマルホファーマ、新ブランド「Carté カルテ」の反響に手応え

粧業日報 2020年9月23日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 「Carté ヒルドイド」の開発経緯や今後のブランド戦略を担当者に聞く
コーセーマルホファーマ、新ブランド「Carté カルテ」の反響に手応え
 コーセーと製薬会社のマルホが合弁で2019年7月に設立したコーセーマルホファーマでは、1年超にわたって両社が共同で進めてきた開発プロジェクトにより、一人ひとりの肌悩みに寄り添う新トータルケアブランド「Carté(カルテ)」が誕生した。

 9月16日より、ブランド第1弾の商品として、高保湿機能を備えた化粧水・乳液・クリーム・オールインワンゲルをラインナップした新ライン「Carté(カルテ) ヒルドイド」(医薬部外品、7SKU、500~2700円)を、一部ドラッグストアと自社EC、メゾンコーセー(EC・店舗)で展開していく。

 長年にわたり実績のあるマルホ社の保水有効成分「ヘパリン類似物質HD」と、コーセーが化粧品づくりで培った技術力や研究力を詰め込んだ製剤技術を融合し、全方位から乾燥にアプローチする商品ラインとなっている。

 ブランドを大切に育成していきたいという想いから企業数を絞った展開を考えていたが、流通・営業からの要請もあり、当初計画よりも大きく上振れしているといい、流通・小売から大きな期待が寄せられている。

 商品企画担当の塩島瞳課長と、販売企画担当の本多櫻氏の2人に、「Carté(カルテ) ヒルドイド」の開発経緯や今後のブランド戦略を聞いた。

 ――開発の経緯と商品の特長についてお聞かせください。

 塩島 準備期間を含めると昨年の年明け頃から開発が進んでおり、私自身は昨春から携わってきた。商品企画に関しては、コーセーとマルホの2社からそれぞれスタッフが1名ずつ出向しており、研究開発なども含めるとトータルで10名以上がこのプロジェクトに関与している。

 ブランド名は、フランス語のアラカルトに由来し、1人ひとりの症状や悩みの違い、日々変化する肌状態に合わせてきめ細かく対応できるようなトータルケアブランドをコンセプトに掲げている。

 Carté(カルテ)ヒルドイドラインのターゲットは、乾燥による肌トラブルに悩む全ての人で、男女で区別なく、また年齢にも区切りを設けていない。乾燥によって悩んでいる人に幅広く届けたいという思いから、化粧水・乳液・クリーム・オールインワンゲルのベーシックな4品を揃えた。

 推奨する使用ステップとしては、化粧水に乳液・クリームのいずれかを併用する2ステップが基本だが、特に乾燥が気になる人には化粧水・乳液・クリームの3ステップ、お忙しい方や男性には1ステップの簡単なオールインワンゲルというように、目的や好みに合わせて自由に使っていただきたい。

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