粧工連、「将来ビジョン2022」の取り組みを説明

粧業日報 2020年9月18日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 2020年は「粧工連次世代リーダー研修」をスタート
  • 魚谷会長、「さらなる発展に向け業界を牽引するリーダーの育成へ」
  • 塩島委員長、2019年の活動実績、2020年の取り組みを報告
  • 魚谷会長、粧工連と東化工統合の狙いについて語る
粧工連、「将来ビジョン2022」の取り組みを説明
 日本化粧品工業連合会(粧工連)は9月4日、化粧品関連業界専門紙との懇談会をオンラインで開催し、「化粧品産業の展望を見据えた日本化粧品工業連合会の将来ビジョン2022(将来ビジョン2022)」の実現に向けた2019年の活動実績、2020年の取り組みについて説明した。

魚谷会長、「さらなる発展に向け
業界を牽引するリーダーの育成へ」

 冒頭の挨拶で魚谷雅彦会長(資生堂社長)は、「新型コロナウイルス感染拡大により、我々の日常は一変した。日本・世界の経済は未曽有の危機に直面している。化粧品産業においても、国内出荷額は昨年まで極めて好調に推移していたが、今上期の実績では個数、金額ともに2ケタを超えるマイナスとなっている。これは経済産業省が統計を取り始めた1985年以来、初めてのことで、とても大きな影響を受けており、他の業界と比較しても、残念ながらコロナの影響がかなり深刻だ。たとえコロナが収束したとしても、全てが元通りになるとは考えにくく、いわばこれまでの私たち化粧品産業全体の常識、あり方を根底から揺るがすかもしれない状況が今起こりつつある。強い危機感を持って臨んでいきたい。

 生活者の価値観、意識、行動は大きく変化している。新しい生活様式、ニューノーマル・withコロナといわれる生活様式の中で、迅速かつしなやかに対応していかなければ、化粧品産業の未来はないと言っても過言ではない。最近では、SNS、ECなどデジタルに関する生活スタイルが大きく進行しており、今後さらに進んでいくと考えるべきだ。また、各国との比較の中で、日本のデジタル化の遅れが指摘されているが、化粧品業界も例外ではない。化粧品業界も事業活動の中でデジタル活用を積極的に推進し、生き残っていかねばならない。こうした環境下ではグローバル化がさらにボーダレスに進んでいくだろう」と述べた。

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