ポーラ、海外事業は中国ECが牽引 海外売上は2ケタ増で推移

週刊粧業 2020年9月21日号 8ページ

カンタンに言うと

  • ブランドプレゼンス向上へ店舗網を拡充
ポーラ、海外事業は中国ECが牽引 海外売上は2ケタ増で推移
 ポーラの海外事業は、現地法人と現地代理店を活用する2つのパターンで、アジア圏を中心に7つの国と地域(中国・タイ・台湾・香港・シンガポール・マカオ・韓国)で展開している。

 国内外で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、2020年上期(1~6月)の海外事業売上は2ケタ増と好調に推移した。上期の振り返りと今後の展望について、執行役員 海外事業担当 海外事業部長の佐藤保氏に話を伺った。

 ――上期の取り組みを改めて振り返っていただけますか。

 佐藤 海外事業において最重要マーケットと位置づけている中国では現在、上海と瀋陽の現地法人を通じてハイプレステージチャネル(百貨店・モール・免税店)と、ECプラットフォーム(天猫・天猫国際・京東商城)で展開している。

 中国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で1~4月は苦戦したものの、可能な限りお客様との関係性を継続できるよう、店頭のBCがお客様とSNSでつながりながら商品を配送するなど、ご不便をかけないようなアプローチを継続した結果、コロナが落ち着いた後の数字は堅調に推移した。

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