True Data、コロナ禍で男女の意識差が顕著に

週刊粧業 2020年10月19日号 40ページ

カンタンに言うと

  • 今後は「いたわり」ニーズが高まる
True Data、コロナ禍で男女の意識差が顕著に
 True Dataでは、約6000万人規模のID₋POSデータ(小売店の購買データ)に基づき、化粧品市場の消費動向を分析している。

 20年の消費傾向と今後の予測について、アナリティクス・ソリューション部の原菜穂子氏とデータマーケティング部の阿部満里奈氏に話を伺った。

 ――今年の市場動向を教えて下さい。

 原 新型コロナウイルスの影響で各カテゴリーの変動が大きい年だったが、当社では特に「育毛・養毛剤」「カラーリング剤」の動向に着目した。

 コロナ禍では「コロナ抜け毛」という言葉が生まれるほどストレスによる抜け毛に悩まされる人が多く、夏頃から「育毛・養毛剤」の売上が伸びた。

 男女別では、「女性用育毛・養毛剤」の4月の売上が前年同月比98%とやや減少したが、経済活動が再開した7月には同9%増と伸長した。

 一方、「男性用」は4月に同91%と大幅にダウンしているが、7月には同4%増に転じた。4月の売上差から「男性は女性より自粛中の見た目意識が低い」傾向が読み取れる。

 カラーリング剤では、「黒髪用」が4月に25%増と大きく伸長したが6月から徐々に落ち着き、7月は同2%増にとどまった。緊急事態宣言明けから美容院に行く消費者が増えた結果と見ている。

あと76%

週刊粧業の有料プラン(制限なし)をご契約の方のみ閲覧可能です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • お手元に届く紙面版も販売
有料プランについてはこちら
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > True Data、コロナ禍で男女の意識差が顕著に

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop