矢野経済研究所、シワ改善とパーソナライズ化の進展に期待

週刊粧業 2020年10月19日号 39ページ

矢野経済研究所、シワ改善とパーソナライズ化の進展に期待
 日本における市場調査会社のパイオニアとして知られる矢野経済研究所は、1958年の創業から蓄積してきた膨大な調査・分析情報に基づく国内産業別市場規模データを保有し、さらには中国・ASEANを中心とした海外市場の調査・分析でも豊富な実績を持つ。

 ライフスタイル&ビューティーグループの浅井潤司部長に、国内化粧品市場の動向を聞いた。

 ――国内化粧品市場について、各カテゴリーの動向をお聞かせください。

 浅井 2019年度(2019年4月~2020年3月)の化粧品市場は、12月まで拡大基調にあったが、1月以降は一転して新型コロナウイルスの影響によるインバウンド需要の消滅と、外出自粛に伴う国内需要の落ち込みにより、前年度とほぼ横ばいの2兆6480億円となった。

 内訳は「スキンケア」が0.4%減の1兆2490億円、「メークアップ」が1.5%減の5830億円、「ヘアケア」が2.0%増の4630億円、「フレグランス」が0.3%増の319億円、「男性用化粧品」が1.8%増の1261億円となり、カテゴリーによって明暗が分かれた。

 カテゴリー構成比で最も大きなウエイトを占めるスキンケアでは、「シワ改善化粧品」が価格帯や使用部位、販売チャネルなど多方面で広がりをみせており、好調に推移した。機能性やコンセプトでは、自然派・オーガニックや敏感肌化粧品も引き続き注目を集めた。

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