ネオネクリエーション、アルコール製品の需要拡大が売上牽引

週刊粧業 2020年10月19日号 36ページ

カンタンに言うと

  • ネジ式ガラス容器でサステナブル対応
ネオネクリエーション、アルコール製品の需要拡大が売上牽引
 ネオネクリエーションは、コロナ禍で需要が拡大した高濃度アルコール製品が売上を牽引し、今期は前年ベースで推移している。

 コロナ禍に見舞われ世界的にフレグランス市場が落ち込む一方、国内市場ではEC販売が加速している。対面販売が見直される中、「インターネット上の情報も充実してきた昨今、EC購入がフレグランス市場にも広く浸透しつつある」と竹内昭夫代表は話す。

 先般、同社はグループ会社のODMメーカーイマジネラボで自社ECを開設した。今後はECモールへの進出も予定しているなど、販路拡大に意欲を見せている。

 拡大するEC需要に対し、ネオネクリエーションでもサンプルに対応した小型容器の提案に注力し、ECでの購入体験の充実に一層取り組んでいくという。

 また、小型容器は携帯性にも優れている。同社は15 mLサイズのネジ式ガラス容器を提案。若い女性を中心とした携帯性ニーズにもマッチし、引き合いを集めている。

 ネジ式ガラス容器は、サステナブルの観点からも注目度が高い。

 EUでは従来のカシメ式からネジ式ポンプへの移行が進みつつあり、「長期的な使用を見込んで、高級なガラスや磁器の容器が好まれる傾向にある」(竹内代表)という。

 また、恒久的な素材として注目を集めるガラス容器はオーガニックコンセプト製品との親和性も高いという。

 今後の市場について、竹内代表は「国内ではフレグランス需要がさらに拡大していく可能性がある」と語る。

 良質な香りを国内でも手に入れることができるようになり、消費者の価値判断基準が養われてきたことで、個々人の嗜好が明確化されてきたという。

 さらに、インターネットが浸透したことで、豊富な情報にアクセスできるようになり、若年層にも幅広いフレグランスを選択できる環境が広がっている。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ネオネクリエーション、アルコール製品の需要拡大が売上牽引

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop