資生堂、視覚に障がいのある人向けの化粧法を開発

粧業日報 2020年11月4日号 5ページ

資生堂、視覚に障がいのある人向けの化粧法を開発
 資生堂は、視覚に障がいのある人でも自身で簡単に実践できる独自の化粧法「ガイドメイク」を開発した。

 視覚に障がいのある人が自身の手指を顔に当てて「ガイドライン」にし、それに沿ってスキンケアからポイントメークアップまでを行う化粧法で、視覚障がい者団体の協力のもと、2017年から全国で試験展開を行いながら、視覚に障がいのある人々の意見を取り入れて構築した。

 「ガイドメイク」では、眉や唇のかたちに沿って自身の手指を「ガイドライン」にして化粧がはみださないように描けるようにする「視覚機能に応じたメーク法」、触覚を意識して年齢により変化する肌の「加齢に対するスキンケア」、メークによって自信を持って外出したい、人に会いたいと思うことを通じて「社会参加」へガイド(案内)する。

 まず化粧のコツを掴んでもらうために、化粧品を使う部位に手指を動かす「練習(エアー)」の後、実習を行う。

 使用する化粧品や化粧用具は、視覚に障がいのある人の使いやすさを考慮しながら、国内で販売している同社商品を選定している。
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