ライオン2020年第3四半期決算、微増収大幅増益

粧業日報 2020年11月19日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 利益率の高い衛生関連品の好調で事業利益率は11.4%に
ライオン2020年第3四半期決算、微増収大幅増益
 ライオンの2020年12月期第3四半期連結業績(IFRS、1~9月)は、売上高が前年同期比0.0%増(為替影響除く実質0.9%増)の2620億4000万円、事業利益(日本基準による営業利益)が26.7%増の298億7000万円、営業利益が60.5%増の382億4000万円、当期利益が60.7%増の272億3000万円となった。

 11月6日に開催された記者懇談会で掬川正純社長は、「新型コロナウイルスの影響により衛生関連品(ハンドソープ、手指消毒液)、巣ごもり消費により台所用関連品の売上が増加した一方、東南アジアでの活動制限の影響もあり海外は前年割れとなり、消費増税前の駆け込み需要の反動影響も重なったことで、売上は前年並みで推移した。ハンドソープや手指消毒剤など利益率の高い商材が好調に推移したことで、事業利益は大幅に増加している」と決算概要を説明した。

 売上高総利益率は1.5P増の50.9%、販管費率は0.8P減の39.6%とともに良化した。その結果、事業利益率は2.4P増の11.4%となっている。

 事業利益(+62.8億円)の増減要因は、増益では、売上増・構成変化等の影響で24億円、トータルコストダウン(原価・物流)で16億円、原材料価格の低下で7億円、競争費用の減少で21億円の計68億円、減益では、その他経費の増加で5億円となった。

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