資生堂 第3四半期、成長投資とコスト削減で営業利益が回復

粧業日報 2020年11月27日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 通期業績を下方修正、300億円の赤字見通し
資生堂 第3四半期、成長投資とコスト削減で営業利益が回復
 資生堂の2020年12月期第3四半期連結業績は、売上高が前年同期比22.8%減の6536億7500万円、営業利益が91.4%減の89億600万円、経常利益が94.5%減の55億6800万円、純損失が136億6800万円となった。

 累計売上高は、全ての地域で新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、現地通貨ベースで21.8%減、円換算後では22.8%減となった。

 一方、7~9月の売上高は、注力しているスキンケアカテゴリーに加え、中国でのプレステージブランドやアジア地域におけるトラベルリテール、eコマースにおける成長が貢献し、実質ベースで18.4%減と第2四半期からモメンタムは回復している。

 営業利益は、市場環境の急速な変化を受けコスト削減に取り組んでいるものの、売上減に伴う差益減や減産に伴う工場生産性の悪化、在庫適正化に向けた管理強化に伴う在庫評価額の見直しなどにより、前年比91.4%減となった。

 なお、四半期毎では、第2四半期(4~6月)が99億円の営業損失であったのに対し、注力領域の成長に加え、全社での徹底した費用効率化により、第3四半期(7~9月)は123億円の営業利益となり、利益は大きく回復した。

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