ポーラ、ビタミンCを取り込みやすいからだへと導くエキスを発見

粧業日報 2020年12月10日号 5ページ

ポーラ、ビタミンCを取り込みやすいからだへと導くエキスを発見
 ポーラは、ビタミンCをいかに効率よく届けるかにこだわり、新たにビタミンCの吸収に着目した結果、ビタミンCを取り込みやすいからだへと導くエキスとして「ドラゴンヘッドエキス」を発見した。

 これにより、ビタミンCの吸収や効果が高まることが期待される。

 ビタミンC吸収の鍵を握る「ビタミンCトランスポーター(SVCT)」は、ビタミンCが細胞内へ通過する際に必要な経路を形成するたんぱく質の1種で、体内に常に存在する。

 ビタミンCを多量に摂取すると「SVCT」の発現は抑制され、ビタミンCの体内への取り込みが制限される。また、加齢とともにその発現は減少すると言われている。

 これらのことから、「SVCT」を増やすことで、体内へのビタミンC吸収量が高まると考え、研究を進めた。



 研究では、シソ科ムシャリンドウ属の植物ドラゴンヘッド(Dracocephalum moldavica)の葉や花に含まれる成分のエキスに、「SVCT」の発現を促進してビタミンC吸収を高める作用があることを発見した。

 また、ドラゴンヘッドエキスを添加することにより、腸細胞(Caco-2)におけるトランスポーターの発現量が約1.3倍に増加することや、腸細胞(Caco-2)を培養して細胞内に吸収されるビタミンC量を測定すると、ドラゴンヘッドエキスの添加により腸細胞へのビタミンC吸収が約1.4倍に増加することを突き止めた。
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