岩瀬コスファ、植物由来のサステナブル原料に注力

週刊粧業 2020年12月7日号 6ページ

カンタンに言うと

  • オンライン上で情報発信が加速
岩瀬コスファ、植物由来のサステナブル原料に注力
 岩瀬コスファでは引き続き、植物由来のサステナブルな原料の提案に力を入れている。

 中でも、トウモロコシを発酵させた植物由来グリコール「Zemea Select プロパンジオール」(デュポン・テート・アンド・ライル・バイオプロダクツ社、Zemea Select プロパンジオールはデュポン・テート・アンド・ライル・バイオプロダクツ社の登録商標)では、ライフサイクルアセスメント分析(LCA)という手法を用い、環境負荷を定量的に評価している。

 グローバルスタンダードであるLCA分析に基づくデータを軸に、サステナビリティへの訴求を加速させている。

 同品では、角質水分量の向上作用が確認されている。特に、グリセリンと併用することで持続した保湿効果が確認されていることから、グリセリンとセットで採用されるケースも多いという。

 幅広い処方に配合できるほか、優れた保湿効果からアルコール製剤の使用頻度の増加に伴う、手指ケアへの提案にも力を入れている。

 さらに、同社では天然由来のペンチレングリコール「Hydrolite 5 green」(Symrise AG社、HydroliteはSymrise AG社の登録商標)の提案にも注力している。

 従来の合成ペンチレングリコール「Hydrolite 5」と比べても多機能性はそのままに、サステナブルな植物由来原料であることから従来品のユーザーだけでなく新規のユーザーからも引き合いが高まっている。

 同社では、ニュースレターやウェビナーといった情報発信にも力を入れており、ニュースレターでは業界のトレンド情報や研究発表に関する情報を掲載している。

 こうした情報発信を起点に新たな問い合わせも増加しているという。

 このほか、抗シワクリーム製剤「リンクルリセット」の提案も開始した。

 14年に発表した「リペアクリーム」に続く第2弾として、試験受託(ビオックス)事業部で抗シワデータを取得し、処方提案に注力している。
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