週刊粧業選定、2020年 化粧品業界・日用品業界10大ニュース

週刊粧業 2020年12月14日号 1ページ

2020年12月16日 10時00分

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1位 コロナ禍で化粧品市場は
9年ぶりにマイナス成長

 2020年、日本では東京五輪が開催され、インバウンド客が大挙して押し寄せ、化粧品市場はこれをテコに大きく飛躍するはずだったが、誰もが予想しなかった新型コロナウイルスの感染拡大により、インバウンドの消滅はおろか内需も外出自粛の影響で低迷。化粧品市場は、戦後最大の苦境に陥り、9年ぶりのマイナス成長となった。

 特に、緊急事態宣言が発令され、百貨店が休業に追い込まれた影響で、制度品大手の資生堂、コーセーにおいては4~6月期に2~3割の減収に追い込まれ、収益性が大きく低下した。

 しかし、化粧品を本業とし、ハンドソープや消毒液など衛生品に逃げ場のない両社は、背水の陣で新販路の開拓とコストコントロールの徹底に努め、7~9月期は営業利益を大きく回復させ、10月以降も巻き返しに向けて様々な策を講じている。

 マスクにつかないファンデーションや口紅の開発などもその一例で、コロナ禍というピンチをチャンスに変え、これまで困難だった技術のブレイクスルーを成し遂げつつある。

 また、数少ない売上拡大のチャンスが「W11」とみるや、そこに一点集中する俊敏性を示した。

 苦境の中でコストコントロールを実施しつつ、限られた予算で成長への投資を行う経験は、グローバル企業と収益力で伍していくにあたり、得難い経験になるはずだ。

 そこから逃避して楽な道に進むか、真っ向勝負で困難を甘んじて受け入れるかどうかで、今後の企業としての成長性も自ずと定まってくるだろう。

 コロナ禍は多くの災難をもたらしたが、後年振り返ったときに、「コロナ禍があったからこそ今がある」といえる状況を1社でも多くの企業がつくれたかどうかが、化粧品業界が復活し、市場もさらに一段飛躍するにあたり鍵を握りそうだ。

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