大光印刷、柔軟な対応力でラベル印刷好調

週刊粧業 2021年1月1日号 88ページ

カンタンに言うと

  • 環境配慮の提案も幅広く揃える
大光印刷、柔軟な対応力でラベル印刷好調
 化粧品・医薬品業界に特化した印刷会社として70年以上の業歴を誇る大光印刷は、ラベル印刷や環境配慮の提案拡充、ワンストップサービスの推進など幅広い取り組みに注力している。振り返りと今後について、中村一紀社長に話を伺った。

 ――2020年はどのような年でしたか。

 中村 コロナ禍でリップ製品などへ採用されるクリアケースの受注が落ち込んだが、マスク用途を含む紙箱や注力するラベル印刷の引き合いが高まり、実績は横ばいで着地した。

 ラベル印刷は、子会社・ダイコウラベルによる積極的な提案と柔軟な対応が奏功し、「ホットスタンプ箔」に加え、インクの質感を生かした「シルク印刷」や箔上にも印刷が可能な「コールド箔」なども好調に推移した。

 加えて、2月に導入したラベルのオフセット印刷機は、繊細な表現を実現できるなど技術的にも対応力を拡充している。

 ――増加しているニーズはありますか。

 中村 環境配慮に関連した製品へのお問い合わせが顕著に増えている。

 中でも認証マークを付与したいといった要望が多く、FSC認証紙を採用したパッケージを提案している。森林管理の普及を目的とした国際的な団体・FSCから認められた原料を使用した同認証は、コスト面からも取り入れやすい。

 また製造工程と印刷資材全てで環境に配慮していることを示すグリーンプリンティング認証も紹介を進めている。

 このように多種多様な提案を揃えるため、社内で定期的に勉強会を開催するなど、お客様の要望に迅速に対応できる体制を整えている。

 今年は化粧品会社様にとって反転攻勢となる大事な1年になると思う。当社もワンストップサービスを充実させ、より化粧品業界へ貢献をしていきたい。
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