北海道ナチュラルバイオグループ、自社製品の売上でOEM事業も好調

週刊粧業 2021年1月1日号 87ページ

カンタンに言うと

  • エクソソーム活用処方の提案進む
北海道ナチュラルバイオグループ、自社製品の売上でOEM事業も好調
 北海道ナチュラルバイオグループは、韓国・ExoCoBio社の「ヒト脂肪間質細胞エクソソーム」の活用処方などOEM事業が好調で、実績が前年比10%増と好調に推移している。吉田悟社長に話を伺った。

 ――20年の振り返りを教えてください。

 吉田 春頃から自社ブランド「ラ・メイキャ ゴッドパウダー」が「マスクにつかない化粧品」と話題を呼び、前年比10倍の売上を記録した。

 これを機にOEMでも化粧落ちを防ぐフェースパウダーやミストも伸長している。

 また、1月から独占輸入権を獲得した「ヒト脂肪間質細胞エクソソーム」は、希少な「エクソソーム」を1mLあたり5億個含み、細胞の成長因子に作用することで多様な効果を発揮する。

 同成分とオリジナルプラセンタと掛け合わせた処方は効果実感性が高いと評判を受け、昨年の後半から受注が活発化している。

 この処方を採用した自社ブランド「ルジュ」も個人経営のエステサロンを主軸に販売しており、同品からOEMにつながるケースも多い。

 目元美容液やシートマスクを中心に受注を伸ばし、他の有効成分の配合などお客様の要望にも柔軟に対応している。また、中国・韓国の容器輸入代理店としての機能も備え、短期間で納品できる点も評価いただいている。

 ――来年の注力施策は。

 吉田 「ラ・メイキャ」の刷新やメンズコスメの拡充など新たな技術開発を進めている。OEM事業ではこうしたノウハウの活用で、処方開発から容器選び、アッセンブリまでお客様の強みを生かしながらともに商品開発を行っていく。

 さらに、昨年12月から大学機関等と共同で国産の「ヒト脂肪間細胞エクソソーム」を製造する研究を進め、安心・安全ニーズに対応していく。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 北海道ナチュラルバイオグループ、自社製品の売上でOEM事業も好調

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop