ミリオナ化粧品、2021年8月期も15%増収を目指す

週刊粧業 2021年1月1日号 85ページ

カンタンに言うと

  • 設備投資・研究開発に注力
ミリオナ化粧品、2021年8月期も15%増収を目指す
 ミリオナ化粧品の2020年8月期決算は、コロナ禍に見舞われながらも微増で推移している。阪本雅哉代表取締役に話を伺った。

 ――20年8月期の振り返りをお願いします。

 阪本 20年8月期は、2月までの上半期は好調をキープしていた一方、下半期からコロナ禍によるダメージが数字に表れた。その中でも通販チャネルを持つお客さまの伸長により、マイナスをカバーできている。

 前期は、岡山工場で衛生管理を目的とする大規模な改修を実施したほか、三方シール分包機を3台増設した。大阪工場ではチューブ充填機1本に加え、新設ラインを増設した。

 さらに生産設備だけでなく、研究開発ではフーリエ変換赤外分光装置(FT₋IR)や電子顕微鏡を導入したほか、特許検索システムなども取り入れている。

 ――21年以降の取り組みについてお聞かせください。

 阪本 21年8月期については引き続き15%増を目指しており、12月現在までは約10%増のペースで推移している。

 21年は、計量システムと連動した生産管理システムがいよいよ稼働する。また、シュリンク機なども増設予定で、引き続き積極的な設備投資を行っていく。新工場建設はコロナ禍で先送りとなったが、その分既存工場のテコ入れを図る。

 化粧品では、ナイアシンアミド配合の製品は各剤型で承認が下りている。また、サプリメント分野でもニコチンアミドモノヌクレオチドとして注目を集めており、クロスセルも提案できる。

 健康食品については機能性表示食品のヘルスクレーム(健康表示)の受理が進んでいる。素材開発も積極的に進めており、沖縄県で栽培しているサトウキビ若葉は原料加工の効率化を図っている。

 1月の開発展では部外品をメインに、届出が受理されたサプリメントなどを紹介する予定だ。
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