ホシケミカルズ、コロナ禍の新たなニーズに対応したOEM・ODMが好調

週刊粧業 2021年1月1日号 83ページ

ホシケミカルズ、コロナ禍の新たなニーズに対応したOEM・ODMが好調
 ホシケミカルズでは、昨年3月に受注を開始したスキンケア成分配合の薬用エタノール消毒剤を皮切りに、コロナ禍の新たなニーズに対応する「ウィズコロナコスメ」をテーマとしたOEM・ODMに注力し、業績も堅調に推移した。

 星野拓社長に昨年の振り返りと今年の抱負を聞いた。

 ――昨年の業況を改めて総括いただけますか。

 星野 この10年間で戦略的に小口のお客様との取引を拡大してきたことが実を結び、コロナ禍のような不測の事態でも売上目標に関しては多少の見直しがあったものの、大きな落ち込みもなく踏みとどまることができた。

 前半は薬用エタノール消毒剤の対応に追われ、後半はエタノールに頼らない「ウィズコロナコスメ」の開発へとシフトチェンジし、スキンケアやヘアケア、メークアップなど幅広いカテゴリーでコロナ禍の新たなニーズに対応したOEM製品の受注が好調だった。

 さらに、昨年末には、「乾燥による小ジワを目立たなくする(効能評価試験済み)」の効能表現が可能で、ヘパリン類似物質を配合した承認済み医薬部外品の保湿乳液OEMを新たに提案し、好評を得ている。

 ――今年の抱負をお聞かせください。

 星野 昨年はクリーンビューティやSDGsといった取り組みが業界でも広く浸透し、今年は「人や環境にやさしい」ということがより一層求められてくるだろう。

 これを受けて、当社としては製品づくりや処方開発はもちろん、製造工程や社員の多様な働き方など広い視点に立って事業を進めていきたい。

 開発面では、ヘパリン類似物質配合化粧品のシリーズを展開できるよう、ラインナップの拡充を目指す。このほか、市場で希少性の高い新規オリジナル原料の導入や、BCPの策定を今年も継続して取り組んでいく方針だ。
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