バスクリン、現代の生活習慣に合わせた改良が奏功

週刊粧業 2021年1月1日号 65ページ

カンタンに言うと

  • 「家ナカ」需要の取り込みも
バスクリン、現代の生活習慣に合わせた改良が奏功
 バスクリンは、現代人の多忙なライフスタイルや入浴習慣に合わせて目的別に選べる薬用入浴剤「きき湯ファインヒート」(医薬部外品、全4種、ボトル400g、つめかえ用500g、分包50g、オープン価格)の育成強化を図る。

 「きき湯ファインヒート」は、温泉科学と生薬を組み合わせた「プレミアムEX処方」を採用する高機能タイプの入浴剤。「スマートモデル」「リセットナイト」のほか、「グレープフルーツの香り」「レモングラスの香り」の計4品をラインナップしている。

 20年8月には、生活者の平均浴槽浴時間が減少していることに着目し、リニューアルした。同社の調べで、12年の調査時に12.4分だった平均浴槽浴時間が、20年には10.4分と減少していることがわかった。

 この結果をもとに、同社は短時間で質の良い入浴が求められていると推測し、改良を進めた。

 新「きき湯ファインヒート」は、従来品よりもツブがすばやく発泡し、高濃度炭酸ガスがすばやくお湯に溶け込み、炭酸ガスの効果をよりスピーディに得られる。

 リニューアルに合わせて、新たに「つめかえ用」(全4品、各500g)を発売した。「つめかえ用」は、ボトルより100g(2回分)増量し、買い得感を高めており、ユーザー満足の向上につなげて愛用者を増やしていく。

 コロナ禍の長期化を背景に、自宅で過ごす「おうち時間」が増え、リフレッシュなどを目的にバスタイムを充実したいニーズの拡大とともに、入浴剤への関心が高まっている。

 健康増進のサポートに加え、バスタイムを楽しむアイテムとしても提案し、ユーザーの裾野を広げていく。
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