太陽化学、オンラインセミナーやメルマガ配信で原料・処方紹介進め接点創出図る

週刊粧業 2021年1月1日号 21ページ

太陽化学、オンラインセミナーやメルマガ配信で原料・処方紹介進め接点創出図る
 界面制御技術を主軸に化粧品や食品原料の開発を行う太陽化学は、コロナ禍でいち早く開催した原料のオンラインセミナーや新たな形式のメールマガジン配信を通じ、オンラインを活用した積極的な営業活動に取り組んでいる。

 緊急事態宣言下の20年4月、同社はWeb動画の配信体制をスピーディーに整え、同月21日から5月にかけて全4回にわたる化粧品原料のオンラインセミナーを開催した。

 初回テーマとして、同社が強みとする「ポリグリセリン系界面活性剤(PGFE)の基本特性」を説明し、その後3回にわたりカテゴリー別の原料ついて処方例を交えて紹介。スライドに加え処方時の動画なども活用しながら、オンライン上でも理解しやすい配信を心掛けたという。

 全4回のセミナーには延べ1000人弱の参加者が集まったほか、開催後に個別打ち合わせを希望する企業が多く、新規顧客との接点獲得につながっている。

 また、全体向けセミナーに加え、顧客企業の依頼を受け、在宅勤務体制となった新入社員向けの個別のオンライン勉強会なども実施した。国内企業のほか、中国や韓国といった海外企業向けの配信も行うなど、英語も使用しながら柔軟な活用を進めている。

 営業活動ではさらに、「Beauty Science」と題したメールマガジンを2カ月に1度ほどの頻度で配信している。先の12月22日には「IFSCC2020 横浜大会」でも発表した新処方「こすらず落とせるクレンジングローション」をメカニズムも含めて案内するなど、オンラインセミナーよりも具体的で新規性の高い内容を紹介している。

 「原料データベース『Cosmetic₋Info.jp』にも処方例を登録するなど、これまで以上に情報をお届けする方法や機会を増やした。今後もオンラインを活用した原料・処方紹介を模索していく」(カスタマーサービスセンター第3部グループリーダー 川浪博司氏)
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