コーセー群馬工場、購入電力全てを再生可能エネルギーに切替

粧業日報 2021年1月20日号 3ページ

コーセー群馬工場、購入電力全てを再生可能エネルギーに切替
 コーセーは、マザー工場である群馬工場にて、2021年1月より、購入しているすべての電力を再生可能エネルギーへ切り替えた。

 これは、2018年度を基準とした場合、同社グループ全拠点におけるエネルギー・購入電力由来の温室効果ガス排出量のうち、約23%分に相当する。



 1991年より「美しい知恵 人へ、地球へ。」をコーポレートメッセージとして発信している同社グループは、中長期ビジョン「VISION2026」の3つの基盤戦略の1つに「バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進」を掲げている。

 これに連動し、2020年4月、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みと2030年までの目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」を発表した。



 同社グループは、環境・気候変動問題への対応は「事業成長」と「持続可能な社会の実現」の両立を図るために、欠かすことのできない重要な経営課題の1つとして捉えている。

 同社グループでは、これまで、2018年度を基準として、2030年度までにエネルギー・購入電力由来の温室効果ガス排出量を28%削減する目標を掲げ、生産拠点におけるエネルギー利用の効率化や、営業活動における車両利用の抜本的な見直しなど、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めてきた。

 これらの取り組みにより、2020年に国際NGO「CDP」が実施した「気候変動」対応に関する調査では、最高評価である「Aリスト企業」に選出された。

 より意欲的に「持続可能な社会の実現」へ貢献するため、「SBT(Science Based Targets)」の基準を参考に、2030年度までの温室効果ガス排出量の削減目標を35%(2018年度比)まで引き上げることも検討している。

 今後も、バリューチェーン全体で気候変動の緩和に向けた様々な取り組みを加速させ、再生可能エネルギーを利用する比率を拡大するなど、グループ全体で温室効果ガスの排出量を削減するために積極的に取り組んでいく。
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