ナリス、ネイチャーコンクからシワ改善ジェルクリームを発売

　ナリス化粧品は2月、一般市場向けに展開する角質ケアブランド「ネイチャーコンク」から、肌悩み別に選べる多機能型の薬用ジェルクリーム2品を発売する。

　うち1品は、シワ改善と美白のW効果をもつ有効成分「ナイアシンアミド」を配合した「同薬用リンクルケアジェルクリーム」（医薬部外品、80g参考価格1346円）で、一部のドラッグストアに流通を限定して展開してシワ改善薬用化粧品市場に参入する。

　もう1品は、20～30代ユーザーの悩みとして多かった「毛穴ケア」を訴求した「同薬用クリアモイストジェルクリーム」（同、100g参考価格980円）で全国のドラッグストアに展開する。

　2月10日からは、ナリスアップ公式オンラインショップで全品の販売を開始する。発売に先駆け、昨年12月にオンラインで製品発表会を開催した。

　同社は、1937年にふきとり化粧水（コンク）を発売し、古い角質を取り除くケアを訴求してきた。技術改良を進めながら、展開する様々なスキンケアブランドからふきとり化粧水を提案しており、国内ふきとり化粧水のメーカー別売上シェアは2015年度から5年連続で1位を獲得している。2019年度はシェア14％だった。

　「ネイチャーコンク」は、植物の力で肌の調子を整えるスキンケアブランドをコンセプトに、ヨクイニンエキスや月見草エキスなど天然由来の保湿成分を配合している。

　角質ケアと同時に保湿もできるふきとり化粧水「同薬用クリアローション」（医薬部外品、ボトル2種4品、200mL・850円、詰替用180mL・700円）を主軸に、シートタイプのふきとり化粧水「薬用ふきとり化粧水シート」（同、15枚入、参考価格500円）や、足のかかとケア用「薬用フットケアローション」（同、40mL参考価格730円）をラインナップしている。

　「薬用クリアローション」は、古い角質を取り除くことで肌のターンオーバーを正常化させ、バリア機能の向上を促すとともに、次に使用する基礎化粧品の浸透性を高める。

　発売から新規ユーザーの獲得とともに高いリピート率を維持し、7年で売上が約5倍に伸長している。

　好調に推移していることを踏まえ、今回のジェルクリーム発売に合わせたリニューアルでは、処方はそのままに薬用効果として肌あれ予防に加え、ニキビ予防を新たにプラスした。

　同社は、「10～60代女性の肌悩みは世代毎に異なる傾向にあるが、角質ケアは全世代の悩みに必須のケアである」と説明した。

　発売するジェルクリームは、肌悩みに合わせてクリアローションとのライン使いを推奨し、幅広い世代の悩みに応えるブランドとして育成していく。

　また、同社の調べでは、マスクの着用が日常化したコロナ禍の状況にあって、マスクによる肌の変化を感じた女性は７割以上（72.3％）にのぼり、肌あれや調子の悪さ、ニキビ、毛穴などの肌トラブルが起きやすいと感じている。

　コロナ禍の肌悩みニーズにも応えるアイテムとしても提案を強化していく。

　「薬用リンクルケアジェルクリーム」は、シワ改善と美白のW効果をもつナイアシンアミドを配合し、ユーザー調査で40代以降の悩みとして多かった「シワ」に対応する。1品で乳液、美容液、クリーム、アイクリームの4つの機能をもつ。

　「薬用クリアモイストジェルクリーム」は、薬用有効成分としてプラセンタエキス（美白有効成分）、グリチルリチン酸ジカリウム（抗炎症有効成分）を配合しており、1品で乳液、美容液、クリーム、パックの機能を付与した。