資生堂2020年12月期決算、売上約2割減も150億円の営業利益を確保

訪販ジャーナル 2021年2月22日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 第4Qで巻き返しも構造改革費用100億円が響き最終赤字に
  • 中国事業が好調もそれ以外の事業が2ケタの減収

資生堂2020年12月期決算、売上約2割減も150億円の営業利益を確保
 資生堂の2020年12月期連結業績(日本基準)は、売上高が18.6%減の9208億8800万円、営業利益が86.9%減の149億6300万円、経常利益が91.1%減の96億3800万円、当期純損失が116億6000万円となった。

 2021年に向けた事業基盤強化で構造改革費用100億円を計上したことが響いた。15年に決算期を変更しており、最終赤字となるのは13年3月期(146億8500万円の当期純損失)以来となる。

 第3四半期を終えた段階で通期は、営業損失100億円、当期純損失300億円を見込んでいたが、中国W11での躍進(売上倍増)、eコマースの伸長(グローバル:+55%超、プレステージのみ:+60%超)で売上が拡大し、さらに粗利益減少のうち66%(参考:1Q19%、通期41%)をコスト削減(経費・在庫など)でカバーするなど収益性改善が進展したことにより、第4四半期は営業利益で250億円(売上増に伴う粗利増:50億円+コスト削減・構造改革:130億円+在庫圧縮:70億円)、当期純利益で200億円の上振れとなった。

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