牛乳石鹼共進社、健康を起点に新規事業を創出

週刊粧業 2021年4月12日号 6ページ

カンタンに言うと

  • 高齢者の「入浴ヘルスケア」に着目
牛乳石鹼共進社、健康を起点に新規事業を創出
 牛乳石鹼共進社は、昨年4月よりスタートした新規事業室で事業開発を進める中、「人生100年時代を生きるすべての人にとって『長生きがもっと楽しく、ここちよく』」をテーマに今年2月から「入浴ヘルスケア」に着目した新事業を本格的にスタートした。

 第1弾として、介護施設の「入浴介助のお役に立ち」を届けるボディ&ヘアケアシリーズ「カウブランド ツナグケア」(全3品各1320円)を発売した。

 新規事業室の江越亮一氏に話を聞いた。

 ――新規事業で「入浴ヘルスケア」に着目した経緯についてお聞きします。

 江越 新規事業の開発は第六次中期経営計画(17年4月〜20年3月)時から成長戦略の骨子とされ、昨年4月の第七次計画のスタートとともに「新規事業室」が設置された。

 当社は、「美と清潔・健康づくりに役立つ商品・サービスの提供」を事業領域とし、既存事業では固形・液体の身体用洗浄料を中心に、無添加シリーズやキューピーベビーシリーズ、ニキビ予防のスキンライフシリーズなどを手掛けている。

 「美」と「清潔」の分野では幅広い世代をカバーする製品を提供してきている一方で、「高齢者」や「健康」の分野では、まだ十分に貢献できていないと感じていた。

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