日本最大のコスメストアを目指すZOZOCOSME(ゾゾコスメ)の構想

週刊粧業 2021年5月3日号 2ページ

カンタンに言うと

  • 「パーソナライズ」で重要なのは感情的つながりと期待値のバランス
  • アパレルで蓄積したビッグデータを新商品やタイアップ提案に活用
日本最大のコスメストアを目指すZOZOCOSME(ゾゾコスメ)の構想
 日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは今年3月18日、ECでの新たな購入体験を実現するZOZOTOWN上のコスメ専門モール「ZOZOCOSME(ゾゾコスメ)」をオープンし、国内外500以上の厳選ブランドが揃う豊富なラインナップを展開している。

 オープンと同時に提供を開始したフェイスカラー計測ツール「ZOZOGLASS(ゾゾグラス)」は、装着してからZOZOTOWNアプリを開いて計測すると、機械的に判定した「自分の肌の色」をもとに、その色に近いファンデーションの候補が表示される。

 予約件数は3月18日時点で50万件を突破し、化粧品業界でも大きな注目を集めている。今回は、ZOZOCOSMEを展開した狙いやオープン後の反響、将来構想などについて、ZOZO取締役兼COOの伊藤正裕氏と、化粧品業界を専門にマーケティング・コンサルティング事業を展開するソフィアリンクス代表の三原誠史氏の対談記事を紹介する。



「パーソナライズ」で重要なのは
感情的つながりと期待値のバランス

 三原 まずは、ZOZOCOSMEをオープンしてから、これまでに寄せられている反響についてお聞かせください。

 伊藤 ZOZOTOWNの既存ユーザーがコスメを購入されるケースと、オープンをきっかけにZOZOTOWNのアカウントを新規作成し、ZOZOGLASSを予約いただくケースがいずれも多い。また、ブランド側からの引き合いが増えており、今後新たに参画いただくブランドも数多く、非常に好調なスタートを切ったといえる。

 ZOZOGLASSは現在、1日あたり数万件単位で毎日出荷を行うほど人気で、現時点で注文すると最大で6週間ほどの納期が必要となっている。出荷からお届けまでの期間が伸びてしまっており、リードタイムを何とか短縮できるよう、鋭意取り組んでいる。

 三原 化粧品メーカーが手がける化粧品のパーソナライズ化と、貴社が推進するECモールとしてのパーソナライズ化の違い、または双方の強み弱みについて、どのように認識されていますか。

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